・・・と、当時学生さんの間で爆発的な人気を博したウィルコム。

しかし一方で、若い頃に使用したウィルコムへの未払い分が気になっている方も多いことでしょう。

時が流れ、当時のウィルコムのようなガラケーが使えなくなってからもう、かなりの年数が経過しました。

しかし、当時の思い出とともにまだウィルコムへの残債が残っていて、定期的に請求やよくわからない法的措置の予告書が届いているという方も多いでしょう。

実はその未払い分、時効で消滅する可能性があることを知っていますか？

そしてウィルコムの未払い分が時効で消滅した場合、新規契約は果たしてできるのでしょうか？

この記事では、その疑問を解決し、ウィルコムへの未払い分が時効で消滅する条件やメリットを詳しく解説します。

議題：ウィルコムの未払い分は時効で消滅するの？

そもそもウィルコムの未払分は、時効で消滅するということがあり得るのでしょうか。

ここでは、ウィルコムの未払い分が時効で消滅するかどうか、時効が適用される期間や条件、そしてウィルコムが現ソフトバンク（Ymobile）であることによる注意点を紹介します。

結論：消滅する（ただし条件あり）

結論としてウィルコムの残債は、時効によって消滅する可能性がある債務と言ってよいでしょう。

ウィルコムの未払い分は原則として、5年間の時効が適用されることが一般的です。

とはいえ、先ほど紹介した通り、民事における消滅時効は刑事事件のものと比べると少し複雑です。

時効が適用される期間

ウィルコムの未払い分に適用される時効の期間は基本的に5年間です。この期間が経過すれば、未払い分は消滅することが期待できます。

ただしこの後ご紹介する時効の中断要件に該当する場合、5年以上経過しても時効が適用できず、支払いの義務が残ってしまうケースもあるので十分にご注意いただきたいところです。

解決法としては時効が成立しているかどうかや、きちんと時効援用の手続きができるように弁護士さんに相談するのがよいでしょう。

時効が中断される場合

上記のようなことになっている場合は、時効が中断されている可能性があります。

新しい民法ではこれを時効の更新と言いますが、この場合最長で上記のようなことが起こってから10年間は時効が適用できなくなってしまいます。

このような状況下では、時効が適用されず、未払い分が消滅しない可能性があるため注意が必要です。

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ウィルコムは現ソフトバンク（Ymobile）！債権者も異なることに注意

ウィルコムは現在、ソフトバンク（Ymobile）となっています。

ウィルコムがなぜソフトバンクになったかという話をすると、めちゃくちゃ話が長くなってしまうのでここでは割愛します。

そしてウィルコムが現・ソフトバンクの中の「ワイモバイル」というブランドに吸収合併されているということは、債権者もソフトバンクやワイモバイルになっている可能性が高いのです。

少なくともウィルコムの名義で請求が届くといったことはまずないでしょう。

そのため、債権者も当時とは異なることがあるため、時効に関する情報を調べる際には注意が必要です。

時効援用によって消滅するウィルコムの債務まとめ

ここでは時効援用によって消滅するウィルコムの債務について、通話代金や端末分割金（割賦代金）の具体例を紹介します。

通話代金

まず通話代金について、時効援用によって消滅することがあります。

具体的に未払いの通話代金について5年以上、支払いもせず支払いの意思も見せず、そして債権者側からも裁判手続き等によって正式に請求されていない場合、時効が適用される可能性があります。

端末分割金（割賦代金）

端末分割金（割賦代金）についても、時効援用によって消滅することがあります。

こちらも上記のようにストレートに何事も起きていない場合で、かつ5年以上経過している場合は、時効が適用される可能性があります。

ウィルコム未払い分が時効で消滅するメリット

ウィルコムの未払い分が時効で消滅することには、いくつかのメリットがあります。ここでは、そのメリットをご紹介します。

支払いがチャラになる

時効が適用された場合、その分の支払いは法的に免除されます。

これにより、未払い分の負担がなくなるため、経済的な負担が軽減されることが期待できます。

時効援用によって信用情報がクリーンになる

時効援用が適用されると、未払い分に関する信用情報がクリーンになります。（※要手続き）

これにより、気持ち的に楽になるだけでなく、債権回収業者からの連絡も（ウィルコム分については）来なくなることが期待できます。

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ウィルコムを時効援用すると新規契約もOK?

ウィルコムの未払い分が時効援用で消滅した場合、新規契約ができるのでしょうか？

ここでは、ウィルコム時代の債務者が新規契約できるかどうか、ソフトバンクにおける新規契約の条件や信用情報機関の情報、過去の未払い分が影響する場合の対処法を解説します。

ウィルコム時代の債務者が新規契約できるか？

時効援用が適用された場合、新規契約ができる可能性があります。ただし、信用情報機関の情報や過去の未払い分が影響することがあるため、注意が必要です。

一般的にウィルコムが関係していないdocomoやau、その他楽天モバイルなどであればそこまで厳しく情報をチェックせず、審査に通過できる可能性もあります。

特に女性の方などでご結婚されていたり、複数回引越しをご経験されている場合は情報の紐付けがうまくいかずに審査に通るケースもあります。

一方でソフトバンクに関してはこの後ご紹介する通り、審査に通過できない可能性もあるので十分に注意したいところです。

ソフトバンクの審査に通過するには時効援用などの手続きで信用情報を回復しておく必要がある場合もあります。

ソフトバンクにおける新規契約の条件

ソフトバンクへの新規契約には、一定の条件があります。

信用情報機関の情報が問題ないことや過去の未払い分が時効援用を含めて清算されていることに加え、メールソフトバンク系列の中でのブラック状態つまり従者ブラックの状態を脱出していることなどが前提条件として関係してきます。

信用情報機関の情報は問題なし！しかし・・・

時効援用によって信用情報がクリーンになっても、新規契約ができるとは限りません。過去の未払い分が影響する場合もあります。

過去の未払い分が影響する場合の対処法

過去の未払い分が新規契約に影響する場合、以下の対処法があります。

残債を支払う

過去の未払い分を支払うことで、新規契約ができるようになる可能性があります。

もし仮にウィルコムの残債が数千円程度ということであれば支払ってしまったほうが話が早いというケースもあるでしょう。

他のキャリアの未払い分も時効援用する

仮に他のキャリアでの未払が審査に影響しているのであれば、他のキャリアの未払い分も時効援用すれば、新規契約ができる可能性が高まります。

こちらについてはCICといった個人信用情報機関の保有している情報の他に、TCAなどの電気通信料金等に関する未払情報あるいは不払い情報がクリアになることで実現可能です。

時効援用だけじゃダメ！？信用情報回復とは

一般的に携帯キャリアの審査の場合は、過去未払だった債務の時効援用だけでは新規契約の審査に通過するには不十分です。

個人信用情報機関等に掲載されている情報を削除してもらうなどの信用情報回復作業が必要です。

この作業は煩雑なので、弁護士に依頼して行ってもらう方が良いでしょう。

そもそも時効援用からして複雑で、失敗すると時効が更新されてしまうため、弁護士に依頼して着実に進めたいところです。

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まとめ

ウィルコムの未払い分が時効で消滅するかどうかは、様々な条件が関係しています。

時効援用によって消滅する場合もあれば、中断される場合もあります。

また、時効援用で債務が消滅した場合でも、携帯キャリアの場合については他の要素も複雑に絡み合ってくることから、間違いなく新規契約ができるとは限りません。

具体的には信用情報回復の作業も必要ですので、弁護士・司法書士に相談することをお勧めします。

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