「うちは母子家庭だから」とよく言われる方もいらっしゃいますが、母子家庭だからこそ生活は楽で楽しくあるべきと考えるべきです。

特に「母子家庭だから舐められちゃいけない」と債務整理を拒むケースもありますが、こちらも生活を楽にして、そしてご家族を守るためにはやはり決断したほうが後々、皆のためになると言ってよいでしょう。

そこで今回は、母子家庭（シンママ）でも使える債務整理の方法を詳しく解説していきます。

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債務整理とはそもそもどんなものなのか？

ではまず、債務整理とは何かということについて説明していきたいと思います。

借金問題を解決するための方法のひとつです。

任意整理

裁判所などの公的機関を使わずに債権者と交渉し、借金を減らすための手続きのことを指します。債務者本人が直接交渉する必要がありますが、法律的な知識が必要になります。

また、債権者の同意を得る必要があるため、すべての人が任意整理できるわけではありません。

個人再生

民事再生法に基づいた方法です。

住宅ローン特則などを利用して自宅を残したまま、債務を大幅に減額することができます。

ただし、返済期間が長くなりがちであり、完済まで時間がかかることが多いようです。

自己破産

財産をすべて失う代わりに免責を受ければ、借金をなくすことができます。

ただし、支払い義務のある税金や罰金などは免責がおりないため今後も支払わなければいけません。

このように、債務整理にはさまざまな方法があります。

債務整理を行うメリット・デメリット

債務整理を行うメリット・デメリットはそれぞれ、以下の通りです。

債務整理を行うメリット

母子家庭（シンママ）が債務整理を行う場合、以下のようなメリットが得られます。

家計簿をつけるようになる

債務整理を行う上で、どの手続きであっても原則必要になるのが家計簿です。

よって今まではなんとなく先送りにしていた家計簿による家計の収支の把握が、色々な意味で半強制的に行うことになるわけです。

こうしたところから今までの家計状況の見直しや、数字の面で新たな発見をできるようになるメリットも考えられます。

支出が減る

債務整理を通じて家計簿をつけるようになれば、支出が減っていくことも考えられます。

家計簿をつけて家計のムダやをここにお金をかけすぎているといった情報が可視化できるようになると、普段の生活にもプラスの影響が出てくるというわけです。

気持ちが前向きになれる

債務整理を行ったことで気持ちが落ち込んでしまう方は、実はそこまで多くはありません。

債務整理の手続きを行うことで「その日はお祝いだ」と感じるような人もいるほどなのです。

というのも債務整理を行うことは督促や取り立てが一旦ストップすることになり、その時点で実質的に平和な生活をある程度取り戻すことができるようになるからです。

後は新しい生活に向けて用意をしていくだけなので、気持ちが前向きになるというわけです。

仕事探しに積極的になる

債務整理を行うことである程度返済に余裕が出てきたり、期日・時間的な余裕が出てくると無理をして労働環境を自ら過酷なものにする必要が無くなるケースもあるでしょう。

ということでよりお子様と一緒にいる時間を増やせるような仕事を探せたり、新しい選択肢が見えてくるなど大きなメリットも期待できます！

以上のように、シングルマザーにとって意外と良いことも多いのが債務整理です。

債務整理を行うデメリット

一方で、債務整理を行うことによるデメリットは以下の通りです。

信用情報機関に登録されてしまう

どうしても避けられないのが個人信用情報機関への登録です。

債務整理を行うと、単に連絡をブッチして返済を行わない状況とは異なる「債務整理を行った」という記録がつくものの、返済が遅れているという記録に変化はありません。

よって信用情報機関にネガティブな情報が掲載されるのは避けられない情勢となります。

ブラックリストに掲載されてしまい、借り入れが難しくなる

債務整理を行って実際に全てのお金を返し終わるまでの間プラス、そこから5年間の間はいわゆるブラックリストに掲載される状態となってしまいます。

よって、今後の借り入れが難しくなってしまうのは避けられないこととなります。

しかし、現状を放置していてもずっとお金が借りられないままとなるので、早い段階で債務整理をすることが重要です。

賃貸の審査に通らない可能性がある

カードローン業者の審査に通過できないということは、賃貸の物件入居審査に通らなくなる可能性も残念ながらあります。

不動産の入居審査についても一部個人信用情報を確認するケースがあるため、債務整理中だと家賃の高いところには特に入居できない可能性が出てきてしまいます。

こちらについては不動産屋さんの中には、債務整理中や生活保護を受けていても入居できる物件を探してくれる業者があるので、そういったところに事情を説明して調整をしていく必要があります。

携帯電話の契約ができない可能性がある

携帯電話の契約ができなくなる可能性があります。

携帯電話の分割払い等についても債務整理の対象となることがあり、こうしたところで債務整理を行うとほぼ間違いなく強制解約扱いとなります。

よって今後、携帯電話の契約がしばらくの間できなくなる可能性があります。

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債務整理をするなら人生経験豊富な司法書士に相談しよう！

債務整理をすることは、実は自分でもやろうと思えば出来てしまいます。

しかし、実際には貸金業者側も素人から「債務整理します」と言われても当然、簡単には首をタテに振ることはありません。

そのため、弁護士事務所・司法書士などに依頼するのがベストな選択と言えるのです。

ちなみに、債務整理にかかる費用は事務所によって分割払い・後払いが可能なケースもあります。

もし不安であれば、事前に確認しておくことをおすすめいたします。

そして、債務整理をお願いすべき専門家ですが、当サイトでは「人生経験豊富な司法書士」をおすすめしています。

理由は何と言っても「人生経験豊富な司法書士なら法律論以外にも事情を汲み取る力があり、親身になって相談に乗ってくれる可能性が高い」からです。例えば絶対に説教しないことや、難しい法律の話を分かりやすく噛み砕いて教えてくれることなどが挙げられます。

さらに言えば、債務整理に関する専門性の高さも重要です。

まとめ

今回は、母子家庭における債務整理の方法とそのメリット・デメリットについて紹介しました。

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