闇金のトラブルが起きて一番最初に考えるのが、「どこに相談したら良いのか」ということではないでしょうか。

まず、悪徳金融業者（闇金）の取り立てから逃れ、問題を解決するには冷静になることが必要です。

その中で警察への相談を思いつく方もいるかと思います。しかし本当に、警察へ相談して闇金トラブルは解決するのでしょうか。

この記事では、闇金への借金返済に苦しむ方々のために、警察へ相談した場合の結末とオススメの相談先をまとめました。

闇金の相談を警察にしたら解決するの？

闇金の相談先として、一番最初に考えられるのが、警察ではないでしょうか。

しかし、警察は民事不介入のため、闇金を取り締まることが出来ないケースがあります。

また、闇金側としても警察に通報されたら黙っていられないとして、嫌がらせが悪化する場合もあります。

警察に闇金の相談をした末路1:闇金からの嫌がらせが悪化

一番最悪のケースが、闇金の相談を警察にしたのが闇金側にバレてしまい、嫌がらせが悪化するケースです。

具体的にはありえない量の着信があったり、ピザなどのデリバリーが大量に届いたりすることが多いのです。

職場や家族へも連絡が行ってしまい、仕事や家族との関係に支障が出てしまうこともあります。

警察に闇金の相談をした末路2:民事不介入と言われ動かない

金銭問題は基本的に民事事件として扱われます。そのため、相談に行っても、「民事不介入」とされ全く動いてもらえない場合もあります。

取り立てや嫌がらせも、刑事事件には該当しないとして、話だけ聞いてくれて終わりというパターンも少なくありません。

相談に行くのも労力がかかるのに、動いてもらえないのでは、悲しいですよね。

警察が動いてくれるのは刑事事件の場合なので以下のようなケースでは動いてくれる可能性があります。

このようなケースでは、証拠を持って警察に相談に行けば動いてもらえる可能性があります。

また、脅迫を受けた場合は音声の録音や会話アプリなどでのやりとりの記録を残しておくようにしましょう。

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警察に闇金の相談をした末路3:長時間事情聴取されただけで何も解決しない

たとえ、警察が動く要件に当てはまっても、緊急性が薄いと判断されれば警察は動いてくれません。

そのため、話は聞いてくれるが動いてはくれず、解決しないまま放置されてしまう場合も少なくありません。

意外に思われるかもしれませんが、被害届を受理されても直ちに警察が動いてくれるとは限りません。

警察としても緊急性が高く大きい事件から解決したいと考えるため、個人の闇金問題は後回しにされてしまう可能性も少なくないのです。

闇金の取り立て屋トラブル対応で疲れ切っている所に、長時間の聴取で疲労感だけが残ってしまうという悲しい末路を迎えてしまいます。

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警察以外に闇金を相談できる場所はどこ？

闇金問題を警察に相談しても、解決には繋がりません。では他に、どこに相談するのが良いのでしょうか。

当記事では、

以上、3つの相談先をご紹介します。

それぞれの相談先に相談した場合について、一つずつ詳しくみていきましょう。

方法1:弁護士に相談する

一番おすすめの相談先が弁護士です。

弁護士に相談した場合、法律の専門家であり、民事事件に対応してくれるため、正当な手続きに則って解決してくれます。

お金を借りていて苦しいのに「さらにお金がかかるのはいやだ」と感じられるかもしれません。しかし、個人の力で解決が難しい問題を放置する方がさらにお金と労力がかかってしまいます。

なるべく早い段階で、弁護士を介入させることで取り立てや嫌がらせを止めることができます。

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方法2:家族や友人

一番身近な家族や友人に相談してみるのはどうでしょうか。話を聞いてくれ、気持ちが和らぐことはあるでしょう。

愚痴や気持ちの吐き出しのような形であれば、家族や友人への相談も良いでしょう。

しかし残念ながら、解決には繋がりません。

友人に相談した場合は、そのようなところと繋がりのある人間と判断されて、最悪の場合縁を切られてしまうかもしれません。

身近な人への相談も良いですが、解決を望むなら家族や友人ではなく適切な相談先を選ぶようにしましょう。

方法3:NPO法人

闇金トラブルの防止や解決を目的としたNPO法人が存在します。このような組織は、解決への道筋や、今後の生活についてアドバイスやサポートをしてくれます。

また、必要に応じて弁護士や司法書士を紹介してくれるところもあります。

NPO法人は解決のため、というより「気軽な相談先」と考えるのがベターでしょう。

【結局】闇金の相談は警察より弁護士・司法書士

当記事での結論として、闇金の相談は警察よりも弁護士・司法書士への相談がベストです。

お金のトラブルは民事事件ですし、個人が刑事事件として警察に相談を持ち込んでも、聞いてもらえない可能性が高いのです。

その点、弁護士や司法書士であれば丁寧に話を聞いてくれ、場合によっては警察への被害届の提出までサポートしてくれます。

1人で悩んでいたり、警察へ行ってもなしのつぶてだったという方は弁護士・司法書士へ相談してみてはいかがでしょう。

そして司法書士も、見逃せない選択肢です。

司法書士の中でも、特に国から認可を得ている認定司法書士の場合、闇金はもちろんのこと、債務価額140万円以下の事案については簡裁訴訟代理関係業務を行うことができます。

簡単に言うと、司法書士の先生の中には認定司法書士の資格を持ち、闇金との交渉を得意とされる先生がいらっしゃるということです。

闇金は法律の問題だけで解決するものではありません。最終的に債務者の方への接触や嫌がらせが止まって初めて、トラブルが解決したと言えるのです。

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まとめ

闇金問題の相談について、警察へ相談した場合とオススメの相談先について解説しました。

闇金問題は警察よりも弁護士がお勧め、というのが当記事の結論です。（闇金に強い事務所であれば司法書士でも問題ありません。）

警察は無料で相談できるのでその点は優れていますが、実際に問題が解決せず悪化してしまう可能性もあります。

また、警察に相談しても即時解決とはいかないため、苦しむ時間が長くなってしまいます。

実際に弁護士に話を聞いてみることが解決への第一歩です。

まずは無料相談からスタートしてみましょう。