「義実家からお金を無心された」というエピソードが最近あちらこちらで聞かれるようになりました。経済が悪化している証拠でしょう。
インスタ漫画でご覧になったという方も多そうです。
そして実際問題、義実家からお金の無心をされるのは「自分の身に降りかかると面倒なことランキング」3年連続第1位くらいに面倒なことです。
ここでは義実家からお金を無心された時にやんわりと、関係に傷つけることなく断る方法をまとめてみました。
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義実家からの無心を断る方法まとめ
「今まさに義実家から無心されている最中…。」という方も、
「これから義実家から無心されたらどうしよう…。」と思っている方も、
今から義実家からの無心を断る方法をまとめてご説明しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
うちもギリギリなので…と断る
「うちもギリギリでやっているので…」と断るのは常套手段ですね。
お金があるのに貸さないとなればやはり角が立つことが容易に予想されます。
ましてや相手が義実家となればなおさらです。
「うちもお金がないのでちょっと貸付が難しい」といえば、相手も「それなら仕方ないね」と引き下がってくれるでしょう。
教育資金が…と断る
習い事・塾・授業料など、これから必要になる教育資金がたくさんあって、支払いが確定しているものが多いからちょっと今貸付をするのは難しいです…と断る方法もあります。
ご実家の方も、さすがに孫やひ孫の将来のことが出てきたら、お金を借りられないだろうと引き下がってくれるはずです。
それでもなお強引に借りようとする態度を変えないなら、義父・義母との関係を早い段階で見直した方が良さそうですね。
車を買わないといけなくて…と断る
「車を買わなければならない」「車を買い換える予定がある」「車を修理する必要がある」
車にかかる維持費を言い訳にするのも手です。特に田舎では、車は生活必需品であるため、どうしても支払いを延ばすのが難しいと言って断っても不自然ではありません。
特に、義実家から高額な費用を無心された時にはこの方法がベストです。
ただし、この方法は「今はちょっと貸せない」というニュアンスのある断り方になるので、数年後に無心が再発する可能性があります。
主人がYESと言わなくて…と断る
「なかなか旦那がOKをしてくれないのでお貸しすることができません」
と、旦那さんに責任を被せてしまう方法もあります。
くれぐれも、旦那さんと口裏を合わせておくことを忘れないようにしてくださいね。
どうしても断れないときの「防御的な渡し方」
どれだけ上手に断ろうとしても、義実家からの強い要求や状況によっては、お金を渡さざるを得ないこともあります。配偶者が強く要求してきたり、緊急事態だと言われたりすると、断り切れないこともあるでしょう。
そんなときは、今後の要求を防ぐための「防御的な渡し方」を心がけることが大切です。
明確な上限を伝えて一度きりにする
お金を渡す際は、必ず「今回限り」という条件を明確に伝えましょう。曖昧な表現では、相手に期待を持たせてしまう可能性があります。
「今回は特別に○万円をお渡ししますが、これで最後にしてください」と具体的に伝えることが大切です。「特別に」という言葉を入れることで、通常はできないことを例外的に行っているという印象を与えられるでしょう。
金額についても、相手の要求額をそのまま受け入れるのではなく、自分たちの家計に無理のない範囲で上限を設定する必要があります。「○万円が精一杯です」と伝えることで、それ以上の要求を防ぐ効果も期待できます。
渡すときは、家族全員のいる場で条件を伝えることも有効です。後から「そんな話は聞いていない」と言われることを防げますし、他の家族にも状況を理解してもらえるはずです。
領収書や使い道の確認を求める
お金を渡すときは、領収書の作成や使い道の詳細な説明を求めることで、相手に「簡単にはもらえない」という印象を与えられます。「面倒な作業が必要なら他を当たろう」と思わせる効果があります。
「家計簿をつけているので、領収書をお願いします」「税務署に提出する書類があるので、使い道を詳しく教えてください」といった理由を付けることで、相手も安易に要求しにくくなるでしょう。
実際には税務署への提出が不要でも、相手はそのことを知らないので、十分に抑止効果を発揮します。
使い道を詳しく聞くことで、本当に必要な支出なのかを判断することもできます。ギャンブルや遊興費のために要求している場合は、詳細を聞かれると答えに困ってしまうはずです。
夫婦連名の「貸金」と強調して渡す
お金を渡すときは、「援助」や「贈与」ではなく「貸金」として扱うことを強調する必要があります。借用書を作成して、返済条件を明確にすることが大切です。相手が返済の意思を示さない場合は、そもそも渡さないという選択肢も検討できます。
借用書には、貸付金額、返済期限、返済方法、利息の有無を詳しく記載します。法的に有効な書類にするためには、貸主と借主の署名・捺印も必要です。
夫婦連名で作成することで、「二人で相談して決めた重要な決定」であることを印象付けられます。一人だけの判断ではなく、夫婦で話し合った結果であることを強調することで、軽い気持ちでの要求を防ぐ効果があります。
「家族だから」という理由で借用書を嫌がる人もいますが、「だからこそ、きちんとした形にして、お互いに気持ちよく貸し借りしたい」と説明すれば理解してもらえるはずです。
義実家からの金銭的要求に疲れた人のリアルな悩み
義実家からの金銭的要求は、一度応じてしまうと繰り返される傾向があります。「困ったときは助けてくれる人」という認識が定着すると、頻繁に要求されるようになってしまうのです。
しかし、義実家との関係は、単純に断ち切ることもできないため複雑な問題となります。実際に義実家から無心されている人たちは、どのような悩みを抱えているのでしょうか。共通する悩みを知ることで、自分だけではないという安心感を得られるかもしれません。
断っても何度も頼まれる
一度断ったにもかかわらず、時間をおいて再び同じような要求をされるケースは非常に多く見られます。相手は「前回はダメだったけど、今度は大丈夫かもしれない」という期待を持っているのです。
「今は厳しいから」「ちょっと待って」といった断り方をした場合、相手は「時間が経てば状況が変わるかもしれない」と考えてしまいます。数か月後に再び同じような要求をしてくることは珍しくありません。
特に、過去に一度でもお金を渡したことがある場合は、「あのときは助けてくれたのに、今度は冷たい」という言葉でプレッシャーをかけられることもあります。過去の恩を持ち出されると、断りにくくなってしまう人も多いでしょう。
断り方が曖昧だった場合も、相手に「まだ可能性がある」と思わせる原因になります。
「今は厳しいけど、また今度」といった表現は、相手に期待を持たせてしまうので注意が必要です。
他の兄弟には頼んでいないのが納得いかない
義実家に複数の子どもがいる場合、「なぜ自分たちだけに頼むのか」という疑問を持つ人は多いでしょう。公平性を欠いた要求は、家族関係に大きな影響を与えます。
他の兄弟姉妹には一切頼まず、特定の家庭にだけ集中して要求するケースは珍しくありません。「長男だから」「安定した収入があるから」「優しそうだから断らない」「近くに住んでいるから」など、様々な理由で標的にされてしまうことがあります。
中には、「他の兄弟は家を出て行ったから、残っている子どもが面倒を見るのは当然」という理不尽な理由で要求されることもあります。兄弟間の経済状況や家庭事情を考慮せず、一方的に負担を押し付けられるのは納得がいかないものです。
このような不公平感は、家族関係に大きな影響を与えます。「自分たちだけが負担している」という気持ちが強くなると、義実家との関係だけでなく、他の兄弟姉妹との関係にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。
配偶者が味方してくれない
夫婦の一方が義実家からの要求を断りたいと思っても、配偶者が「親のことだから」「困っているんだから」と協力してくれないケースがあります。血のつながった親子関係と、結婚による義理の関係では、感情的な距離感が大きく異なるのは当然です。
配偶者にとっては「困っている親を助けたい」という自然な気持ちがあるでしょう。しかし、家計の状況や将来設計を無視して感情的に判断してしまうと、家庭全体に悪影響が出てしまいます。
「親孝行は大切だが、自分たちの生活も守らなければならない」ということを配偶者に理解してもらうのは、非常に難しい問題です。感情論と現実論がぶつかり合い、夫婦間で意見が対立してしまうこともあります。
結果として、要求を断りたい側が「冷たい人」「親不孝」扱いされてしまい、家庭内で孤立してしまうケースも見られるでしょう。
【傾向と対策】なぜ義実家がお金を無心してくるの？
そもそも、なぜ義実家がお金を無心してくるのか疑問に思う方も多くいると思います。
ここからは、義実家がお金を無心してくる時の理由や本音についてまとめ、無心の傾向と対策方法を考えてみました。
甘く見られている
金銭を理由なくねだられるという時点で、あなたが義実家から甘く見られている可能性が高いです。
義実家であれば、親と子の疑似関係であることは間違いなく、
これによりお金を借りやすい相手だと思われてしまっている可能性があります。
また、資金トラブルの原因が義実家に住んでいる独身の家族だったりすることが往々にしてありますので、
問題の独身者があなただったら貸してくれるかも、と両親をけしかけている可能性もあります。
ただの都合の良い人に見られないよう細心の注意が必要です。
子供だから当然という考えがある
「子供だから親を助けるのは当然でしょ」という甘い考えをお持ちの中高年の方々が最近増えているようです。
これは日本の古い考え方の一つと言って差し支えはないでしょう。
ただし皆さんもご存じの通り、ものには限度というものがあり、少ない金額ならまだ考えられるものの中には高額なお金の無心をしてくるケースもあります。
高額な無心の場合も、「子供だから親を助けるのは当然」という理論で武装してくるパターンはきっと相手が厄介な性格の方なのでしょう。
理不尽な無心の場合だと、断った瞬間に逆ギレしてくるケースもままあります。
他で断られた果て＆本当にお金がないケース
「他で断られてしまって、どうしようもなくあなたたちに頼っているんです」という可能性もゼロではありません。
この場合は「高慢ちき」な感じでお金を貸してほしいと言ってるのではなく、本当にお金がなくて困り果てており、
さらに貸してくれる人も無く、最後の頼みの綱としてあなたに借金の申し込みをしてきているのかもしれません。
だからといって、「その場合は優しくお金を貸してあげましょう」という結論は当サイトでは持ち合わせていないのですが、
本当にお金がなくて困り果てている場合、お金での支援の他に一緒になって債務整理や任意整理の方法について調べてあげたり助言してあげるという方法もありますよね。
今後の関係性を考えたり義両親や義実家の今後の事を考えた時に最も良い選択肢の一つだったりすることもある
無心が続くとどうなる？断れないリスクとは
義実家からの金銭的要求を断れずに応じ続けていると、様々なリスクが生じます。
例えば、金銭的な負担だけでなく、精神的なストレスや家族関係への悪影響など、目に見えない部分での被害も大きくなってしまうのです。問題を放置していると、取り返しのつかない状況になってしまうかもしれません。
早めに適切な対処をしないと、家族関係や夫婦関係に取り返しのつかない影響を与えてしまう恐れがあります。
どんどん要求額が大きくなる
一度要求に応じてしまうと、次第に要求される金額が大きくなる傾向があります。最初は数万円程度だったものが、徐々に十万円、数十万円と膨らんでいくケースは少なくありません。
相手は「前回は○万円出してくれたから、今回は○万円くらい大丈夫だろう」という感覚になってしまいます。一度大きな金額を出してしまうと、それが基準となって、同程度かそれ以上の金額を要求されるようになります。
「親族だから利息もつけないし、返済期限も設けない」という甘い条件で貸していると、相手にとって都合の良い資金源として認識されてしまうのです。
銀行やカードローンよりも条件が良いため、優先的に頼られるようになってしまうでしょう。
金銭感覚が麻痺してしまうと、相手にとって「お金を要求すること」が当たり前になってしまいます。「困ったときは頼れる人」という認識が定着すると、要求をやめてもらうことが困難になってしまうのです。
他の親族に話を広げられる
義実家からの金銭的要求を断った場合、他の親族に「冷たい嫁（婿）」として話を広げられるリスクがあります。「家族の恥」として扱われることもあるでしょう。
「あそこの家は親が困っているのに助けてくれない」「昔は優しかったのに、最近は冷たくなった」といった話を親族間で広められると、家族全体の関係に悪影響が出てしまいます。
事実と異なる情報が広まることもあります。「頼んでもいないのに断られた」「少額しか頼んでいないのに拒否された」など、話が誇張されて伝わる可能性もあるのです。
一方で、要求に応じ続けている場合は「あの家は頼めば出してくれる」という情報が広まり、他の親族からも同様の要求をされる可能性も。「○○さんのところは前に助けてくれたから、今度はうちも」という連鎖が始まってしまうリスクがあるでしょう。
夫婦関係に亀裂が入る恐れも
義実家からの金銭的要求は、夫婦関係に深刻な影響を与える可能性があります。金銭的な負担が増えることで、家計に余裕がなくなり、夫婦間でストレスが高まってしまうでしょう。
配偶者の実家への対応について夫婦で意見が分かれた場合、お互いの価値観の違いが浮き彫りになってしまいます。家族を大切にしたいという気持ちと、自分たちの生活を守りたいという気持ちの間で板挟みになってしまいがちです。
「親のために借金をしてでも助けるべき」という考えと「自分たちの家計を破綻させてまで支援するのは間違い」という考えが対立すると根深い問題に発展します。金銭的な問題は夫婦関係の根幹に関わる重要な問題です。義実家からの要求に対する対応方針を夫婦で共有できないと、信頼関係に亀裂が入ってしまう恐れがあるでしょう。
【ポイント】泥沼関係は絶対に避けよう
結論としては、「泥沼関係だけは絶対に避けられるような逃げ方」を心得るべきでしょう。
さもないと、保証人にされたり、最悪の場合は保証人ではなく連帯保証人に勝手に設定されてしまったりなどさらなるトラブルに巻き込まれる可能性があります。連帯保証人にされると、債務者と全く同じ義務を負うことになりますのでそれだけは避けたいですね。
特に、家賃絡み・不動産絡みのことは、一度義実家に逃げられると連帯保証人の場合どうしようもなくなってしまいます。
よって、保証人関係も含めて義実家からお金を無心された時には泥沼関係にならないようにやんわりと断る術を身につけておきましょう。
まとめ
今回は義実家からお金を無心されてしまった時にやんわり断る方法を、当サイトに寄せられた実体験や情報提供者からのお便りをもとにお伝えしてきました。
最近は経済情勢が悪化しているため、バブルの時代を生き抜いてきた方々も経済的に困窮するケースが増えてきています。
万が一の場合は債務整理・任意整理という選択肢があることを教えてあげるようにしましょう。
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