借金問題を解決する手段の1つに「任意整理」があります。任意整理は自己破産や個人再生のような裁判所を通した手続きではなく、任意で債権者と交渉を行って支払額や期間を調整するものです。
借金に悩む多くの方が利用する任意整理ですが、中には「任意整理しなければよかった」などの声もあります。任意整理を行うことで後悔する理由はさまざまです。
そこで、今回は任意整理しなければよかったと思う理由13例とともに、後悔しないためのポイントを解説します。任意整理のメリット・デメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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- 任意整理しなければよかった…失敗やトラブル事例13例
- ①個人信用情報のブラック入りを軽く考えていた
- ②依頼費用の支払いが厳しかった
- ③任意整理しても生活が苦しかった
- ④何故か周囲に任意整理していることがバレた
- ⑤家族にバレた&理解が得られなかった
- ⑥職場に迷惑がかかってしまった
- ⑧マンションの入居審査にひっかかってしまった
- ⑨保証人に迷惑をかけてしまった
- ⑩任意整理したのに直接連絡してきた人がいた
- ⑪整理費用が払えず代理人が辞任してしまった
- ⑫国の公的な貸付制度が使えなかった
- ⑬子どもの保証人になってやれなかった
- 【依頼する前に知っておきたい】任意整理のデメリット
- 任意整理をした方がいい?メリットを再確認
- 任意整理しなければよかったと後悔しないためのポイント
- 任意整理に失敗したと思ったときの対処法
- 信頼できる弁護士・司法書士の選び方
- まとめ
任意整理しなければよかった…失敗やトラブル事例13例

まずは、当サイトに寄せられている意見や、ご意見番的存在である女の子の実体験に基づき、「任意整理しなければよかった」と感じた理由・事例を解説します。
①個人信用情報のブラック入りを軽く考えていた
最も多いのは、個人信用情報のブラック入りを軽く考えていたパターンです。任意整理は自己破産ほど強力な手続きではありませんが、信用情報機関には情報が残ってしまいます。
ブラックリストに入るとローンを組めなくなるなど、多くのデメリットが生じるでしょう。そのようなことを理解せず、任意整理を行うと後悔することになってしまいます。
②依頼費用の支払いが厳しかった
次に多いのが依頼費用の支払いが難しく、後悔したパターンです。弁護士や司法書士に手続きを代理してもらうと、当然費用がかかります。
もちろん、自分で交渉をすることも可能ですが、実際に個人で交渉を行っても応じてくれないケースがほとんどです。
依頼費用は任意整理1件あたり数万円発生するため、「あのまま借金を支払い続けた方がよかった・・・」と感じる方も少なくありません。しかし、長い目で見れば任意整理を行った方が楽になるケースが多いでしょう。
③任意整理しても生活が苦しかった
任意整理をしても結局生活が苦しいままだと、後悔する方も多いでしょう。
そもそも、任意整理は各債権者に対して行うものであり、交渉をしていない債権者に対しては今まで通り支払いをする必要があります。借入先の数が多い場合は、1~2件だけ任意整理をしても苦しい状況が続くでしょう。
ただし、弁護士や司法書士は任意整理後の生活が苦しくならないように、最適な解決策を提示してくれるはずです。多くの場合、任意整理によって生活が楽になるでしょう。
④何故か周囲に任意整理していることがバレた
基本的に任意整理に関する情報は、本人以外にはバレません。弁護士や司法書士も細心の注意を払って対応してくれますが、場合によっては周囲にバレることもあります。
任意整理に関する書面が自宅に届いてしまったり、クレジット会社から職場に何かしらの連絡が入ったりすれば、バレる可能性があるでしょう。
書面については、弁護士や司法書士に依頼する際にしっかりと伝えておけば問題ありません。職場への電話についても、間接的にバレる可能性はあっても、直接的に任意整理の言葉が出ることはないでしょう。
こういったことにならないよう、細かな配慮を忘れない、経験がある専門家に依頼したいね…
⑤家族にバレた&理解が得られなかった
書類が家に届くなどして家族にバレたり、正直に話したものの理解が得られなかったりするケースも十分に考えられます。
基本的に任意整理は秘密厳守で行いますが、トラブルやアクシデントによってバレてしまうリスクもあると覚えておかなければなりません。書類だけでなく、スマホのLINEや着信履歴を見られたことで、バレる場合もあるでしょう。
任意整理は強力な手続きではないものの、家族の理解が得られないことも少なくありません。そのような場合には、一緒に相談に行くなどして共に話を聞いてみるのもおすすめです。
⑥職場に迷惑がかかってしまった
任意整理を行ったことが直接の引き金ではないものの、職場に迷惑がかかる可能性もあるでしょう。
例えば、督促のしつこかった消費者金融に対して任意整理を行ったものの、ほかの借り入れ先が返済できなかったとします。その際、最終的に裁判を起こされると、本人に給料を支払う会社が第3債務者に指定され、結果的に会社に迷惑がかかる可能性が高いです。
このような結果にならないよう、無理のない返済計画を専門家と一緒に考えるのがおすすめです。
⑧マンションの入居審査にひっかかってしまった
任意整理を行うと、マンションの入居審査に引っかかってしまうことがあります。
これは、入居時に連帯保証人の代わりに賃貸保証会社がつくケースにおいて、個人信用情報を照会される可能性があるためです。
ブラックリストに載ることで、お金の貸し借り以外の部分でデメリットが生じるケースもあると覚えておきましょう。
直近で引越しを予定している場合は、任意整理のタイミングについて、代理人と綿密に打ち合わせをしてください。
⑨保証人に迷惑をかけてしまった
連帯保証人が設定されている借り入れがあるにもかかわらず、任意整理を行ったことで、連帯保証人に迷惑をかけてしまった事例もあります。
任意整理は対象とする債権者を選べるため、連帯保証人がついている案件については対応しないのが一般的です。しかし、やむを得ず任意整理を行い、迷惑をかけてしまうケースもあります。
また、連帯保証人のいる債務を避けて任意整理を行ったとしても、与信情報などから任意整理の事実を知られて強制解約されることもあるため注意が必要です。
⑩任意整理したのに直接連絡してきた人がいた
悪質な債権者の場合、任意整理をしたにも関わらず直接債務者に連絡してくる可能性があります。結果として、取り立てや督促が止まらずに後悔する方も少なくありません。
このような場合は、すぐに担当の弁護士や司法書士に連絡してください。自身でなんとかしようと思うと、余計に悪化する場合があります。
⑪整理費用が払えず代理人が辞任してしまった
任意整理にかかる費用を支払えず、代理人が辞任してしまった事例もあります。これは司法書士や弁護士支払うに費用だけではなく、任意整理を行うための返済原資に回る積立金も該当することになるでしょう。
現実的には、連続して2ヶ月以上積立ができないと代理人が辞任してしまう可能性が高くなります。
⑫国の公的な貸付制度が使えなかった
お金に困った場合、一般的には貸金業者を頼るケースが多いでしょう。しかし、審査に通過できない場合には行政貸付・公的貸付制度を利用することができます。
しかし、審査の際に「債務整理中である」と判明してしまい、融資制度を使うことができなかった事例があるのです。国の公的な貸付制度を使う場合には、必ず条件を確認しておきましょう。
また、任意整理を行うタイミングにも注意が必要です。
⑬子どもの保証人になってやれなかった
子どもが一人暮らしをする際、賃貸契約の連帯保証人になることがあるでしょう。その際、任意整理が原因で保証人になれないケースがあり、精神的なダメージを受ける方も少なくありません。
審査落ちの理由を知らされることは基本的にありませんが、ショックを受ける方が多くいます。
【依頼する前に知っておきたい】任意整理のデメリット

任意整理を検討している方にとって、デメリットを理解しておくことは非常に重要です。ここでは、任意整理に関するデメリットを4つご紹介します。これらを把握し、後悔しない選択をしましょう。
ブラック入りは避けられない
任意整理を行うと、信用情報機関のブラックリストに載ることは避けられません。ブラックリストに載ると、以下のようなデメリットが発生します。
- クレジットカードが使えなくなる
- ローンが組めなくなる
- 分割払いができなくなる
- 新たな借入ができなくなる
- 保証人になれない
- 賃貸の契約時に審査に通らない
ちなみに、ブラックリストに載る期間は任意整理完了(完済)後、5年間です。
自己破産や個人再生に比べて、減額される借金は少ない
任意整理では債権者と交渉して借金の減額を行いますが、自己破産や個人再生に比べて減額される金額は少なくなることがほとんどです。
これは任意整理だと債権者との合意が前提となるため、債権者が納得しなければ大幅な減額が難しいことになります。
そのため、借金の総額が非常に大きい場合は、他の方法を検討することも必要です。
ショッピングクレジット返済中の商品を回収される可能性がある
任意整理を行うと、ショッピングクレジットで購入した商品が回収されることがあります。
これは、ショッピングクレジットの契約上、商品は返済が完了するまでクレジット会社の所有物とされているためです。
そのため任意整理を行う前に、ショッピングクレジットで購入した商品が回収されるリスクを理解しておくことが重要です。
任意整理していない業者から強制解約されるおそれがある
任意整理を行ったことが他の債権者に知られると、任意整理していない業者からも強制解約されることがあります。
これは、債権者が借り手の信用力(返済余力ともいいます)を疑うためです。
そのため、任意整理を行う際は、他の債権者との関係も考慮に入れることが大切といって過言ではありません。
任意整理をした方がいい?メリットを再確認

任意整理をしなければよかったと思っている方の状況を整理していくと、実は任意整理そのものによるトラブルよりも、任意整理の前段階の段取りでトラブルの原因が出てきているケースもあります。
そこで、ここでは任意整理のメリットを改めておさらいしながら、デメリットよりも利が大きいのかどうかを確認していきましょう。
月々の返済負担が軽減される
任意整理を行う最大のメリットは、返済額が減額されることです。これにより、毎月の返済負担が軽減され、生活が楽になるでしょう。具体的には以下のような効果があります。
- 金利の引き下げや遅延損害金の免除
- 分割払いの回数を増やすことで、一回あたりの返済額を減らす
これらの効果により、返済が困難だった方でも、無理なく返済ができるようになることが期待できます。
裁判所を介さずに手続きができる
任意整理は、裁判所を通さずに債務整理ができる方法です。
これにより、手続きが簡素化され、時間や手間が節約できます。また、裁判所を通さないため、周囲に知られるリスクも低くなるのです。
これは、プライバシーを守りたい方にとって大きなメリットとなります。
一部の債権者を除外して手続きすることができる
任意整理では、全ての債権者を対象にする必要はありません。任意整理を行う債権者を選ぶことができます。
これにより、一部の債権者とのみ交渉を行い、他の債権者との関係を維持することが可能です。
気持ちが楽になる
任意整理を行うことで、借金の返済計画が立てやすくなります。
借金に対する不安やプレッシャーが軽減され、気持ちが楽になることは大きなメリットです。
借金問題は、精神的な負担が大きいため、気持ちが楽になることは非常に重要でしょう。
任意整理を行うことで、借金問題から解放され、新たな人生をスタートさせることができます。
任意整理しなければよかったと後悔しないためのポイント

任意整理を検討している場合は、後悔しないためのポイントも押さえておきましょう。
ブラック入りしても生活はできるか
任意整理を行うと、信用情報機関にブラック入りし、一定期間ローンやクレジットカードの利用が難しくなります。
そこで、ブラック入りしても生活に支障が出ないかどうかを考えることが大切です。
例えば、家族や友人からのサポートがある場合や、現金での取引が可能な状況にあるなど、生活に大きな影響が出ない状況であれば、任意整理を検討しても後悔しないでしょう。
任意整理のメリットとデメリットを理解する
もちろんここまでお伝えしてきた通り任意整理には、返済負担が軽減されるなどのメリットがありますが、デメリットもあります。
そのため、メリットとデメリットをしっかり理解し、自分にとってどちらが重要かを比較検討することが大切です。
デメリットが許容範囲内であれば、任意整理を行っても後悔しないでしょう。
依頼費用を含め月々の家計の見通しは立っているか
任意整理を依頼する際には、司法書士や弁護士に依頼費用がかかります。
そのため、依頼費用を含めた月々の家計の見通しが立っているかどうかを確認しておくことが重要です。
見通しが立っていれば、任意整理を行っても大丈夫といえます。
任意整理しない方がいいケース
任意整理は借金で悩む方におすすめの手続きですが、以下のようなケースに当てはまる場合は任意整理を行わない方が良い可能性があります。
- 生活の見直しによって返済を続けられる可能性がある
- 近々ローンを組む予定がある
- 家族からの援助が受けられる
- 銀行系のカードローンを利用している
- 住宅や車のローンの支払いで困っている
- 勤務先からの借金を整理したい
- 任意整理では完済できる見込みがない
- 債権者からすでに強制執行の準備をされている
- 消滅時効を迎えている可能性がある
以上の内容に該当する場合は、任意整理を慎重に検討しましょう。場合によっては、任意整理したことを後悔するでしょう。
信頼して相談できる事務所を見つける
任意整理を依頼する際には、信頼できる事務所を見つけることが大切です。
信頼できる事務所とは、無料相談ができるところや、口コミが良いところなど、自分にとって信頼できるポイントがあるところです。
信頼できる事務所を見つけることができれば、任意整理を行っても後悔しないでしょう。
ブラック入りしても生活ができるか、任意整理のメリットとデメリットを理解し、依頼費用を含めた家計の見通しを立て、信頼できる事務所を見つけることが大切です。
後悔しない任意整理を行い、借金問題を解決していきましょう。
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任意整理に失敗したと思ったときの対処法

任意整理を行ったものの、失敗したと感じる方も多いでしょう。ここでは、そのような場合の対処法を解説します。
追加介入や再和解を検討する
任意整理をしても支払いが難しい、生活が苦しいと感じる場合には追加介入や再和解を検討しましょう。
再度、借金の見直しを行うことで生活が楽になる可能性があります。その際は、自身で対応しようとせずに弁護士や司法書士に相談してください。
個人再生を検討する
任意整理だけでは問題が解決しないと判断した場合には、個人再生も検討してみてください。個人再生とは、借金の内容を整理して金額を減らし、残りを3年間で分割して返済する手続きのことです。
裁判所を通しての手続きとなりますので、専門家である弁護士や司法書士に依頼するのが良いでしょう。任意整理よりも借金の金額を大きく減らせる可能性があります。
自己破産を検討する
借金の金額が大きい場合には、自己破産を行った方が生活が楽になるケースもあります。自己破産も個人再生と同じく裁判所を通した手続きとなり、免責決定されると借金がゼロになるのが特徴です。
ただし、自己破産では価値のある財産を失うことになります。
生活に必要なものは手元に残せるので、弁護士・司法書士に相談の上進めましょう。
信頼できる弁護士・司法書士の選び方

任意整理を依頼する際には、信頼できる弁護士・司法書士を選ぶことが非常に重要です。
では、どのようにして信頼できる弁護士・司法書士を見つけるのがよいでしょう?ここでは、その選び方について詳しく解説していきます。
相談料無料の事務所を探す
まず、相談料が無料の事務所を探すことがおすすめです。
相談料が無料であることは、その事務所が自分たちの対応力に自信を持っている証拠とも言えます。
また、相談料が無料であれば、複数の事務所に相談することができ、自分に合った弁護士や司法書士を見つけやすくなります。
ネットの口コミがよい事務所を探す
インターネット上の口コミも、弁護士・司法書士を選ぶ際の重要なポイントです。
実際にその事務所を利用した人の声を参考にすることで、事務所の対応や信頼度をある程度把握することができます。
ただし、口コミだけで判断せず、実際に自分で相談してみることも大切です。
債務整理のなかでも任意整理に強い事務所を探す
債務整理には様々な方法がありますが、任意整理に特化している事務所を探すことも大切です。
任意整理に強い事務所であれば、より効果的な交渉が期待でき、返済負担の軽減が実現しやすくなります。
事務所のホームページやパンフレットなどで、任意整理に関する実績や取り組みを確認しましょう。
相談時に信頼できると感じる事務所に出会えるまで探してみるのもアリ
最後に、相談時に信頼できると感じる事務所に出会えるまで探してみることもおすすめです。
自分にとって最適な弁護士や司法書士を見つけるためには、複数の事務所と接触し、直接話を聞いてみることが大切です。
信頼できる弁護士や司法書士に出会えたら、任意整理の手続きもスムーズに進められるでしょう。
任意整理は借金問題を解決するための大切な手段ですが、適切な弁護士・司法書士を選ぶことが成功へのカギとなります。
しっかりと事務所を比較し、自分に合った弁護士・司法書士を見つけてください。
まとめ

任意整理にはデメリットがいくつか存在しますが、それらを理解し、後悔しないためのポイントを押さえることが大切です。
ブラック入りしても生活ができるか、任意整理のメリットとデメリットを理解し、依頼費用を含めた月々の家計の見通しが立っているかを確認しましょう。また、信頼できる事務所を見つけることも重要です。
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