毎日のお買い物で便利に使っているイオンカード。生活スタイルの変化や、家計の見直しで解約を考えることもあります。とはいえ、「リボ払いの残債があるけど大丈夫かな」「家族カードはどうしよう」「解約後の公共料金の支払いはどうすればいい?」など、不安な気持ちでいっぱいになりますよね。
しかし、解約手続き自体は思ったよりずっと簡単。残債があっても解約は可能ですし、家族カードだけの解約も問題ありません。
今回は、具体的な解約の手順から知っておくべき注意点まで詳しく解説していきます。

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イオンカードの解約方法は種類によって違うの?

イオンカードには種類があり、解約方法はイオンカードセレクト以外のカードと、イオンカードセレクトで異なっています。以下では、初めて解約する人でも迷わないよう、カードの種類別に具体的な解約手順について見ていきましょう。
イオンカードセレクト以外の解約手順
最も一般的で確実な解約方法は電話での手続きです。
イオンカードコールセンターに連絡すれば、経験豊富なオペレーターが親切に案内してくれます。
不安な点があれば質問できますし、その場で疑問も解決できる点が魅力です。解約理由を詳しく聞かれることもありませんので、気軽に電話できます。
インターネットからの解約も可能です。
イオンカードの「暮らしのマネーサイト」にアクセスして手続きができます。
24時間いつでも申請可能で、仕事が忙しい人にもぴったり。ただし、サイトへのログインには会員番号とパスワードが必要になりますので、事前に準備しておきましょう。サイト内の「解約申請」ボタンから進められます。
銀行提携カードの場合は少し手順が異なります。
提携銀行への連絡が必要になるので、まずは利用している銀行に問い合わせましょう。
なぜなら、銀行によって解約手続きの方法が異なる場合があるためです。また、解約完了まで通常より時間がかかることもありますので、余裕を持って手続きを始めるのがおすすめです。
イオンカードセレクトの解約方法
イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード機能も備えているため、手続きが少し異なります。基本的にはイオン銀行での手続きとなります。
インターネットバンキングからの解約も可能です。ただし、事前にイオン銀行のオンラインサービスへの登録が必須となります。未登録の場合は、まずオンラインサービスへの登録を済ませましょう。登録には数日かかる場合もあるため余裕を持って申し込んでください。
また、店頭での解約を希望する場合は、本人確認書類とカードの持参が必要不可欠です。運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの顔写真付き身分証明書がベスト。本人確認書類を忘れると手続きできませんので、必ず確認してから店舗へ向かいましょう。
家族カードだけを解約したい場合は?
家族カードの解約はインターネットから手続き可能です。ただし、入力する情報には細心の注意を払ってください。なぜなら、解約時は家族カード所有者の情報を入力する必要がありますが、間違えて本カードの情報を入力してしまうと本カードまで解約されてしまう可能性があるためです。特にカード番号の入力時は注意してください。
本カードと家族カードの番号を混同しないよう、実際にカードを目で見ながら確認しましょう。
入力内容に不安がある場合は、無理にインターネットで進めず、コールセンターに問い合わせるのがおすすめです。オペレーターが丁寧に案内してくれますので、安心して手続きを進められるでしょう。解約完了後は家族カードを確実に処分することも忘れずに。
イオンカードでリボ払いや分割払いの残債がある場合はどうする?

イオンカードの解約を考えているけれど、リボ払いや分割払いの支払いが残っている。そんな状況で「解約できるの?」「支払いはどうなるの?」と不安になるのは当然です。実際、多くの人が同じような悩みを抱えています。しかしご安心ください。以下では、残債がある場合の解約方法から、返済が難しい時の対処法まで詳しく説明します。
残債がある状態でも解約はできるの?
結論から言うと、リボ払いや分割払いの残債があっても解約は可能です。よくある誤解として「残債があると解約できない」というものがありますが、実はそうではありません。
ただし、解約後も毎月の引き落としは通常通り継続されます。よって、引き落とし口座の解約や変更は避けるのが無難です。仮に支払いが滞ると、延滞情報として記録される可能性があり、将来的な信用に関わるため注意しましょう。毎月の支払日と引き落とし金額をカレンダーにメモしておくと、支払い忘れ防止になります。
とはいえ、残債の支払いを完了してからの解約がベストな選択です。支払状況が把握しやすく、手続きもスムーズに進みます。特に高額な残債がある場合は、計画的な返済を心がけましょう、もし、一括返済が可能な場合は、解約前に済ませておくとより安心です。

返済が厳しい場合の対処法
返済に行き詰まってしまった場合は、「債務整理」という選択肢も視野に入れましょう。
債務整理には主に3つの手続きがあり、「任意整理」を選択すると、将来発生する利息がカットされる可能性があります。毎月の支払いが楽になりますし、解約後の生活設計も立てやすくなるでしょう。
より深刻な状況であれば、「個人再生」や「自己破産」といった裁判所を利用した整理方法も検討してください。個人再生なら、一定の収入さえあれば財産を手放さずに、借金の大幅圧縮が可能となります。一方で、自己破産はすべての借金の返済義務が免除されるため、返済に悩む必要がなくなります。
どちらの手続きも、メリットだけではなくデメリットも存在しているため、利用を検討したいのであれば、必ず専門家に相談してから判断するようにしてください。

不正利用された場合の解約手順
不正利用が発覚したら、即座にイオンカード詐欺被害相談ダイヤル(0120-557-305)への連絡が必要です。9:00~18:00が対応可能時間になっています。
また、不正利用の申告と同時に解約手続きも可能です。オペレーターが親身になって相談に乗ってくれますので、不正利用された金額や利用店舗など、分かる範囲で情報を伝えましょう。カード会社での調査後、不正利用と認められれば補償の対象となる可能性もあります。
さらには、警察への被害届提出も重要です。後々のトラブル防止になりますし、類似の被害防止にも役立ちます。最寄りの警察署で被害届を提出しましょう。提出時には、不正利用の証拠となる利用明細や、メール通知などがあれば持参すると良いでしょう。
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イオンカードを解約する前に確認すべきこと

イオンカードは、解約の手続き自体は難しくありませんが、解約前の準備が重要です。
特に貯まったポイントの扱いや公共料金の支払い設定など、見落としがちなポイントがいくつもあります。解約後に「あれもしておけば良かった」と後悔しないよう、以下にて確認すべきことを一つずつ見ていきましょう。
解約前に使い切るべきポイントは?
イオンカードを解約すると、溜まっていたWAONポイントは失効してしまいます。毎日のお買い物で少しずつ貯めてきたポイントが無駄になってしまうのは、とてももったいないですよね。
もし、解約前に使い切れない場合は、JALマイルやdポイントへの移行が可能です。用途に応じて使い道を検討しましょう。JALマイルなら旅行に活用できますし、dポイントはスマートフォンの料金支払いなど、様々な場面で使えて便利です。
このように、もし解約までにポイントを使い切れそうにない場合は、他社サービスへのポイント移行がおすすめです。ただし、ポイントの移行や交換には数日から数週間かかる場合もあるので、解約日までの余裕を持って申請しましょう。
公共料金の支払い方法を見直しておく
ガス代や電気代など公共料金の支払いをイオンカードに設定している場合は要注意です。
支払い方法を変更せずに解約すると公共料金が未払いになってしまうリスクがあります。未払いが続くと督促状が届き、最悪の場合は利用停止につながる可能性も。特に光熱費の支払いが滞ると日常生活に大きな支障が出ますので、しっかり対応しましょう。
なお、公共料金の支払い方法変更には、早くても1~2ヶ月程度の時間がかかります。余裕を持って手続きを始めましょう。心配な方は、変更完了の通知が届いてから解約するのが安心です。
解約後の生活への影響は?
解約後の生活への影響としては、イオンカードに紐づくサービスの一部が利用できなくなります。映画館での割引や、イオン店舗でのお買い物特典なども終了するので注意が必要です。日頃どんなサービスを使っているか、事前に確認して代替手段を考えておきましょう。

まとめ

イオンカードの解約は、準備さえしっかりしていれば思ったより簡単です。ただし、残債の有無や支払い設定の見直し、ポイントの使い切りなど、確認すべきポイントは多岐にわたります。一つ一つチェックしながら、計画的に進めていきましょう。
もし、イオンカードの解約や借金の返済でお悩みの方は、当サイトで紹介している債務整理に強い司法書士事務所・弁護士事務所に相談してみる選択肢もあります。プロのアドバイスを受けることで、今後の方向性を検討してみてはいかがでしょうか。借金問題は一人で悩まず、専門家に相談することが解決への第一歩です。
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