メルカードは、フリマアプリ「メルカリ」と連携しており、高いポイント還元率で人気のクレジットカードです。シンプルな機能性と使いやすさが魅力的なメルカードですが、「やばい」という評判も見受けられます。
利用を考えている方に向けて、メルカードの基本情報や評判が分かれる理由、メルカードに向いている方、向いていない方まで徹底的に解説します。クレジットカードの選択は家計に大きな影響を与えるので、しっかり理解して正しくメルカードを使いましょう。
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メルカードの基本情報を確認しよう
まずはメルカードについて基本的な特徴を理解しましょう。メルカードのサービス全体を知れば、自分に合った使い方が見えてきます。
メルカードってどんなカード？
メルカードは、年会費が永年無料で提供されるJCBブランドのクレジットカードです。メルカリでの買い物時には最大4%、メルカリ以外の買い物では1%のポイントが付与されます。
メルカードのポイントは、メルカリアプリ内での買い物に使えるだけでなくメルペイでも利用できます。メルカリだけでなく街でも利用できるので、使いやすいカードと言えるでしょう。
メルカリアカウントを持つ18歳以上の方であれば、メルカードに申し込むことができます。
ただし、18歳であっても高校生はメルカードを作ることはできません。
発行・審査の特徴は？
メルカードの申し込み手続きは、メルカリアプリから最短1分で完了します。従来のクレジットカードと比較して、気軽に申し込みができると言えるでしょう。メルカリで本人確認が済んでいる場合は身分証明書の提示は不要なので、より簡単に申し込みができます。
利用限度額は最大50万円に設定されており、利用状況や支払い履歴に応じて見直しが行われます。初回の利用限度額は少なめに設定されますが、利用を続けることで徐々に引き上げられるようです。
メルカードの申し込みから発行までの期間は通常1週間程度ですが、連休中に申し込んだ場合や離島に住んでいる場合は、一週間よりも長くかかることもあります。
基本的な機能と特徴
メルカードは、メルカリアプリで利用状況を見たり支払い方法を変更したりできます。利用履歴はリアルタイムで反映されるので、予算管理がしやすいです。
また、メルカードの年会費は永年無料であるため、年会費があるカードを作ることに抵抗がある方でも、気軽に作ることができます。ただし、メルカードには、ETCカードや家族カードはありません。また、海外旅行傷害保険などの付帯サービスやキャッシング機能もありません。必要な機能のみに絞ったカードと言えるでしょう。
「やばい」と言われる主な理由とは？
メルカリ利用者から人気のメルカードですが、「やばい」という評判もあります。どのような点が「やばい」と言われるのでしょうか。ひとつひとつ見ていきましょう。
定額払いの高額な手数料
メルカードが「やばい」と言われる理由のひとつに、定額払いの手数料の高さが挙げられます。
定額払いとは、使った金額を毎月一定額で払うものです。リボ払いと同じ様なものと考えると良いでしょう。
定額払いの実質年率は15.0%となっており、一般的なクレジットカードと比較するとやや高めの設定となっています。定額払いを使うと月々の支払い額を抑えられる一方で、総支払額が大きくなる点に注意が必要です。
メルカードの定額払いは、カードローンと比べても金利が高めに設定されています。銀行系カードローンの金利が年率3%から14%程度であることを考慮すると、定額払いの利用は慎重に考えるべきです。また、もしも支払いが遅れた際には、年率14.6%の遅延損害金が発生します。
定額払いを使う場合には、計画的な利用と返済が大切です。将来を見据えた収支計画を立て、無理のない範囲での利用を心がけましょう。
不正利用への対応に不安
クレジットカードは現金を持ち歩かなくても決済できるので便利ですが、ショップからの情報漏洩やスキミング被害などにより不正利用されてしまうことがあります。多くのクレジットカード会社では、不正利用が疑われる場合には電話で問い合わせできます。
しかし、メルカードでは不正利用の相談は、電話ではなくアプリ内のメッセージで問い合わせるしかありません。不正利用が疑われる場合は緊急の対処が必要になるため、十分な体制が整っていないという意見が寄せられています。メッセージのやりとりは時間がかかる場合もあり、不安を感じる方も多いようです。
メルカードのセキュリティは強化されていますが、24時間対応の電話窓口がないため、緊急時に不安を感じる場合があります。もし不正利用された場合、すぐに利用を停止できなければ、被害が広がる可能性もあると言えるでしょう。
利用制限が多い
クレジットカードには「国際ブランド」と呼ばれる決済ネットワークがあり、VISAやMastercard、JCBなどが代表的なものです。しかし、メルカードはJCBブランドのみなので、JCB加盟店以外では使うことができません。
JCBは日本のクレジットカードブランドなので、日本でJCBが使えないケースは少ないかもしれません。しかし、海外ではJCBが使えないお店は多いため、メルカードだけを持って海外旅行に行くと、困った状況に陥る可能性があります。
また、基本的な機能と特徴でも説明しましたが、家族カードやETCカードがないため制限が多いと感じる方も多いようです。
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メルカードのメリットを理解しよう
メルカードには悪い点ばかりではなく、もちろん良い点もあります。使い方次第ではお得になる可能性があるので、詳しくみていきましょう。
メルカリユーザーなら高還元率
メルカードはメルカリでの買い物時には最大4%のポイントが還元され、毎月8日には特別還元日として更に8%が上乗せされます。よくメルカリを利用する方にとっては、かなりお得と言えるでしょう。
ポイントの有効期限は、ポイント付与日から1年間です。貯まったポイントは1ポイント1円として、メルカリでの買い物に利用できる点も魅力的です。
また、メルカリの売上金をメルカードの支払いに充てることができるので、メルカリの利用が多ければ多いほどお得に使えると言えます。
安全性への配慮
メルカードは、クレジットカードにカードナンバーが印字されていないナンバーレスカードです。カード番号の記載がないので、カード情報の盗み見による不正利用の危険性が低くなり、店頭でも安心して利用できます。
メルカードを紛失した場合や盗難に遭った場合、カードの停止手続きはメルカリアプリから行うことができます。使い慣れた自分のアプリから簡単にカードの利用停止ができるので、一刻を争うときでも素早く対処できると言えるでしょう。
柔軟な支払い方法
メルカードが他のクレジットカードと比べて魅力的な点は、柔軟な支払方法です。まず、支払日は、6日・11日・16日・21日・26日の中から選ぶことができます。給与日や他の引き落としに合わせて設定できるので、支払い計画が立てやすいと言えます。
また、メルカードは2回払いであれば手数料が無料です。高額な買い物をするときでも、2回払いを活用すれば、支払いの負担を和らげることができます。
さらに、メルカリの売上金があれば、急な出費が必要な場合でも売り上げを支払いに回せます。売上金を支払いに充てられるのは、他のカードにはないメルカードの魅力的な点と言えるでしょう。
自分に合ったカードの選び方
生活スタイルや使い方によって、メルカードが向いている方もいれば他のカードが向いている方もいます。メルカードの特徴からカードの選び方を解説します。
メルカードが向いている人
メルカリでの買い物が多い方は、メルカードがぴったりです。メルカリ内の利用であればポイントが多く貯まりますし、貯まったポイントで買い物もできるためお得と言えます。
クレジットカードの年会費が気になる方にも、メルカードはおすすめです。年会費が無料のため、気軽に利用できます。
また、お店でカードを利用する際にカード番号を見られることに不安を感じる方にもメルカードは向いています。ナンバーレスカードなので、安心して使えるでしょう。
別のカードを検討すべき人
旅行や出張で海外での買い物が多い方は、JCBブランドしか選択できないメルカードは向いていない可能性があります。VISAやMastercardなどの複数のブランドを選択できるカードが良いでしょう。さらに、メルカードは付帯保険サービスがないため、旅行や買い物時に保険が必要な場合はメルカードは向いていません。
ETCカードや家族カードを作りたい方も、メルカード以外のカードが良いです。クレジットカードを作るときは、どんなサービスを提供しているのかをしっかり調べることをおすすめします。
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まとめ
メルカードは、メルカリでの買い物における高還元率や利便性の高さが魅力的な一方で、定額払いの手数料や利用制限など課題も存在します。良い点と悪い点を十分に理解した上で、自身の生活スタイルに合わせた判断をすると良いでしょう。
クレジットカードの選択に悩む方は、当サイトで紹介している消費者金融やクレジットカードの相談に強い司法書士事務所や弁護士事務所への相談も考えてください。
ただし、借金返済の目的で新たなカードを探している場合は、注意が必要です。事情次第では債務整理が必要なことも多いため、まずは一人で悩まず、専門家のアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。
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