新型コロナウイルスの影響で苦しむ事業者向けに、日本政策金融公庫が提供する特別な融資制度があるのをご存知でしょうか。
「新型コロナウイルス感染症特別貸付」、通称「コロナ特別貸付」と呼ばれるこの制度は、多くの事業者にとって救いの手となっています。
この記事では、コロナ特別貸付の仕組みや申請方法、注意点などを詳しく解説します。
申込期限は2024年12月末までのため、気になる方は早めに検討しましょう。
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【詳説】コロナ特別貸付の全容…知っておくべきポイントは?
コロナ特別貸付は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者向けの特別な融資制度です。ここでは、この制度の基本的な内容と、利用資格について詳しく見ていきましょう。
通常融資と何が違う?
コロナ特別貸付は、通常の融資と比べていくつかの大きな違いがあります。
まず、融資限度額が高いことが特徴です。国民生活事業では最大8,000万円まで、中小企業事業では6億円までの借入が可能となっています。これは通常の融資枠とは別枠で設定されているため、既存の借入があっても利用できるのがポイントです。
次に、返済期間が長いことも大きな特徴です。最長20年という長期間で、そのうち5年間は据置期間として設定されています。据置期間中は元金の返済が不要なので、事業の立て直しに集中できるのが大きなメリット。
ただし、以前あった融資後3年間の0.5%利率引き下げ制度は、令和6年6月末で廃止されたので注意しましょう。
利用資格は?
コロナ特別貸付を利用するには、いくつかの条件を満たす必要があります。
まず、新型コロナウイルスの影響で、最近1ヶ月の売上が前6年のうちの同じ時期と比べて5%以上減少していることが条件です。
また、業歴が3ヶ月以上ある事業者であれば利用可能で、創業者も対象となります。
さらに、中長期的に見て業況が回復し、発展することが見込まれる事業者であることも条件に含まれます。つまり、一時的な困難を乗り越えれば、将来的に事業が成長する可能性のある事業者が対象となるのです。
【手続き】コロナ特別貸付の申請方法…スムーズに進めるコツ
コロナ特別貸付の利用を決めたら、次は申請手続きです。ここでは、必要な書類や申請から融資実行までの流れ、そして融資後の注意点について詳しく見ていきましょう。
必要な申請書類
申請に必要な書類は、国民生活事業と中小企業事業で若干異なります。
国民生活事業の場合、主に以下の書類が必要です。
- 借入申込書
- 新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書
- 最近2期分の確定申告書(一式)のコピー
(はじめて利用する場合は以下も必要)
- 企業概要書
- 運転免許証
- 許認可証のコピーなど
中小企業事業の場合は、主に以下の書類が必要になります。
- 借入申込書
- 法人の登記事項証明書(原本)
- 代表者個人の印鑑証明書(原本)
- 納税証明書(原本)
- 最近3期分の税務申告書・決算書
- 最近の売上高が把握できる資料など
申請から融資実行までの道のり
申請書類の提出は、オンライン、郵送または窓口で行うことができます。
申込後は、日本政策金融公庫の担当者との面談があり、約1時間程度の面談で、資金の使いみちや事業の状況などを詳しく確認されます。
その後、審査結果の通知までは平均で2週間程度かかり、融資が決定した後、すべての契約手続きを終えれば送金です。
融資後の心得
融資を受けた後も、いくつか注意すべき点があります。
まず、毎月の返済計画をしっかりと立てることが大切です。長期の返済になるので、計画的な資金管理が欠かせません。
また、この融資は事業の運転資金に限定されているので、個人的な用途には使用できません。さらに、融資を受けた後も、定期的に経営状況の報告を求められる場合があります。
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【数字で見る】コロナ特別貸付の限度額と金利…お得な点は?
コロナ特別貸付の具体的な数字を見ていくと、特徴がより明確になります。ここでは、借入可能額や金利システム、返還期間について詳しく解説します。
借入可能額
国民生活事業では最大8,000万円、中小企業事業では6億円まで借り入れることができます。これは通常の融資枠とは別枠で設定されているため、既存の日本政策金融公庫からの借入残高に関わらず利用可能です。
すでに他の融資を受けていても、コロナ特別貸付を利用し、事業の運転資金に充てることができます。
金利システム
金利は、日本政策金融公庫所定の基準利率に従って決定されます。
具体的には、0.55%から2.75%の範囲内で設定されていて、借入期間や信用リスク(担保の有無を含む)などによって変動するため、面談時によく確認しましょう。
返還期間
返済期間は、国民生活事業・中小企業事業のどちらも最長20年です。
また、そのうち5年以内は据置期間とされているため、元金の返済は不要で、利息のみの支払いとなります。
【要注意】コロナ特別貸付利用の落とし穴…審査通過のコツは?
次に、コロナ特別貸付と他の制度との併用可能性や審査のポイント、融資が受けられないケースについて見ていきましょう。
他制度との併用可能性
コロナ特別貸付は、他の融資制度と併用できる場合があります。例えば、新創業融資制度などと選択して利用することが可能です。
ただし、民間金融機関の借入金の借換えには原則として利用できないので注意しましょう。
審査のカギ
審査を通過するためには、いくつかのポイントがあります。
まず、返済能力の確認が重要です。コロナ以前からの経営状況も考慮されるので、過去の業績も重要になります。
次に、事業計画の実現可能性も審査のポイントです。コロナ後の回復見込みや、事業の将来性について具体的な計画を示せるかどうかが重要視されます。
最後に、資金使途の妥当性も審査されます。借入金をどのように活用し、事業を立て直していくのかを明確に説明できることが大切です。
融資NGパターン
残念ながら、融資が受けられないケースもあります。
例えば、信用情報に重大な傷がある場合や、コロナ以前から返済能力に問題がある場合は、融資を受けるのは難しいでしょう。
また、創業後の売上がほぼゼロの場合なども、融資が受けづらくなります。これは、事業の継続性や返済能力に疑問が生じるためです。
【選択肢】コロナ特別貸付以外の資金調達法…代替案を探る
コロナ特別貸付が利用できない場合や、さらに追加の資金が必要な場合もあるでしょう。ここでは、他の公的融資や民間銀行の融資オプション、そして専門家の活用法について見ていきます。
公的融資の種類
コロナ特別貸付以外にも、様々な公的融資制度があります。
例えば、「マル経融資(小規模事業者経営改善資金)」は、小規模事業者向けの無担保・無保証人の融資制度です。
また、「生活衛生新型コロナウイルス感染症特別貸付」は、飲食店や美容室など生活衛生関係営業者向けの特別融資です。
さらに、農林漁業者向けには「農林漁業セーフティネット資金」などがあります。
これらの制度は、それぞれ対象や条件が異なるので、自身の事業に合った制度を選ぶことが大切です。
民間銀行の融資プログラム
民間銀行でも、コロナ関連の特別融資プログラムを提供しているところがあります。
銀行によって条件が異なりますが、一般的に公的融資よりも審査が早いのが特徴です。
また、銀行独自の融資商品であるプロパー融資も選択肢の一つです。事業者の状況に応じて柔軟な対応が可能な場合があります。
専門家活用法
資金調達に悩んだときは、専門家のアドバイスを受けるのも良い方法です。
商工会議所や商工会の経営相談窓口では、無料で相談できることが多いです。経験豊富な相談員が、適切な融資制度を紹介してくれる可能性があります。
また、中小企業診断士に依頼して経営改善計画を策定してもらうのも一案です。具体的な改善策を示すことで、融資の可能性が高まることもあります。
さらに、債務が膨らんでしまった場合は、司法書士や弁護士への相談も検討しましょう。債務整理や法的対応が必要になった場合に、適切なアドバイスをもらえます。
まとめ
コロナ特別貸付は、新型コロナウイルスの影響を受けた事業者を支援する重要な制度です。この制度は通常の融資よりも高額な借入が可能で、返済期間も長いのが特徴。ただし、利用にはいくつかの条件があり、審査も行われます。
コロナ特別貸付が利用できない場合や、さらなる資金が必要な場合は、他の公的融資や民間銀行の融資オプションも検討する価値があります。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な選択ができるでしょう。
ただし、どの融資制度を利用する場合でも、返済計画をしっかり立てることが重要です。事業の将来性を見据えた上で、無理のない借入を心がけましょう。
この記事の情報を参考に、ご自身の状況に最適な方法を見つけていただければ幸いです。
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