毎月の生活費に苦労している主婦は少なくありません。特に専業主婦の場合、生活費が旦那任せになりがちです。しかし、「うちの旦那、生活費くれないんだけど、普通なの？」と疑問に思ったことはありませんか？実は生活費を渡さない行為は、深刻なDV問題につながる可能性があるのです。
生活費をもらえないことで、友人との外出を控えめにしたり、必要最低限の買い物さえ我慢したりしている人もいるでしょう。このような状況から抜け出す方法や対処法をご紹介します。
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生活費をくれない旦那、これって経済的DVなの？
世間では「DVと言えば身体的な暴力」というイメージが強いかもしれません。しかし、実際のDVには様々な形があり、生活費を渡さないという行為も立派なDVの一種となり得ます。経済的な圧迫による支配も、立派な暴力なのです。
経済的DVの定義と特徴
経済的DVは金銭面から相手を支配する暴力行為です。生活費を渡さない、お金の使い道を細かくチェックする、働くことを禁止するなど、様々な形で現れます。
内閣府の調査によると、経済的DVの被害者は15人に1人程度とされています。ただし、実際の被害者数はもっと多いと考えられているのです。なぜなら、多くの被害者が「夫婦だから仕方ない」と諦めてしまい、被害として認識していないケースが多いからです。
生活費を渡さないという行為は、れっきとした暴力になります。家族を養う義務を放棄し、経済的な自由を奪うことは決して許される行為ではありません。
経済的DVをする旦那の言動や特徴は？
経済的DVをする夫に多い特徴として、「自分で稼いだお金は自分のもの」という考えの強さが挙げられます。妻の家事労働を軽視し、生活費を「施し」のように考えているケースも少なくありません。
「毎月きちんと働いているんだから、使い道は自分で決める」「家事は当たり前のことだから、お金を払う必要はない」といった発言も要注意です。
ただし世帯収入が少なく、生活がギリギリの場合は必ずしも経済的DVとはいえません。夫婦でコミュニケーションを取り、収支のバランスを確認することが大切です。
経済的DVには精神的・社会的に悪影響がある
経済的DVの問題点は、被害者自身が被害に気付きにくい点です。「夫婦なんだから」「子どもがいるから」と我慢してしまい、精神的な負担が日に日に重くなっていきます。
自分のお金を自由に使えない状況が続くと、自尊心も低下していきます。「自分には価値がない」「何をしても無駄」という思考に陥りやすくなるのです。
買い物一つにしても常に夫の顔色をうかがう生活は、女性の自由を大きく制限します。結婚前は当たり前に行っていた美容院や友人とのランチも我慢を強いられ、次第に社会との接点が失われていくことに。
おしゃれを楽しむ余裕もなくなり、自分らしさを失っていく感覚に苦しむ女性も少なくありません。「今月も生活費が足りないかも」という不安が常につきまとい、夜も眠れなくなることもあります。
経済DVに負けない！専業主婦でもできる家計改善術
生活費をくれない状況でも、諦めることはありません。工夫次第で家計を改善し、自分らしい生活を取り戻すことができます。毎月の支出を見直すことから始めて、新たな収入源を見つけるまで、専業主婦でも実践できる方法をご紹介します。一歩ずつでも、確実に前に進んでいきましょう。
家計の見直しで無駄な支出を削減するコツは？
まずは家計簿をつけて、現状の支出を把握しましょう。スマートフォンの家計簿アプリを使えば、レシートを撮影するだけで簡単に記録できます。
食費の節約なら週末のまとめ買いが効果的です。旬の食材を選んで調理すれば、栄養価が高く経済的になります。セール品を活用し、食材を無駄なく使い切る工夫も大切です。
光熱費の削減もポイントです。LED電球への交換や節水シャワーヘッドの導入で、毎月の支出を抑えることができます。
食材の保存方法を工夫するのも大切です。野菜は新鮮なうちに下処理して冷凍保存すれば、長持ちする上に調理時間も短縮できます。作り置きおかずを活用すれば、食費の節約だけでなく、毎日の調理の手間も省けます。
また、子供の習い事や塾の費用も見直してみましょう。オンライン学習サービスを活用したり、複数の習い事を一つの教室でまとめて行えるところを探したりすることで、月々の支出を抑えることができます。
ポイント活用や副収入で家計にプラスαの収入を
買い物をする際は、ポイントが貯まるクレジットカードを活用しましょう。キャッシュバックサイトを経由して買い物をすれば、さらにお得です。
ポイントサイトやアンケートサイトも活用しましょう。スマートフォンの隙間時間で利用でき、月に数千円程度の収入になります。
使わなくなった服やバッグ、本なども売却しましょう。フリマアプリを利用すれば、簡単に不用品を現金化できます。
ドラッグストアやスーパーのポイントカードも、賢く使えば家計の味方になるでしょう。特売日やポイント何倍デーを狙って買い物をすれば、実質的な値引きになります。複数のお店のポイントカードを使い分けることで、より効率的にポイントを貯めることが可能です。
専業主婦でもすぐに始められる副業は？
在宅ワークは育児の合間にできる副業として人気です。文章作成やデータ入力など、パソコンがあればできる仕事を探してみましょう。
ハンドメイド作品の販売も魅力的です。趣味を活かしながら収入を得られます。オンラインショップを開設すれば、24時間商品を販売できます。
子育て中の方は、地域の支援制度も確認しましょう。児童手当や保育所の利用料補助など、様々な支援があります。
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旦那と話し合う！経済DVの解決策を紹介
生活費の問題は夫婦間の話し合いで解決できることもあります。感情的にならず、冷静に現状を伝えることが大切です。しかし、話し合いの仕方を間違えると、かえって関係が悪化してしまうこともあります。円満な解決を目指すためのコミュニケーション方法を見ていきましょう。
生活費の分担義務について説明するには？
民法では、夫婦には協力して生活を営む義務があると定められています。生活費の分担も、夫婦間の重要な義務です。
生活費を渡さない行為は「悪意の遺棄」として、離婚の法定事由になる可能性もあります。話し合いの際は、法律の根拠を示すことも効果的です。
家計の実態を見せて理解を求める
毎月の支出を具体的に示し、生活費が必要な理由を説明しましょう。家計簿やレシートを見せながら、食費や光熱費の内訳を伝えます。
将来の生活設計についても話し合いましょう。子どもの教育費や老後の資金など、長期的な視点での話し合いも重要です。
財布の共有を提案するのも一つの方法
「お金は稼いだ人のもの」という考えの強い旦那には、財布の共有を提案してみましょう。家計の透明性が高まり、お互いの支出を把握しやすくなります。
共同で家計管理をすることで、夫婦の協力関係も強まります。二人三脚で家計を管理する姿勢が大切です。
経済的DVから脱出するための具体的な方法は？
話し合いを重ねても状況が改善されない場合、より具体的な行動を起こす必要があります。ただし、安全面への配慮を忘れないようにしましょう。周囲のサポートを得ながら、着実に準備を進めていく方法を説明します。
別居や離婚に向けた資金を作る
経済的DVが深刻な場合は、別居や離婚も視野に入れる必要があります。実家や信頼できる親族に相談し、一時的な援助を求めることも検討しましょう。
公的機関の支援制度も活用できます。生活保護や母子支援資金など、様々な支援制度があります。
可能であれば、秘密の口座を作って、少しずつ資金を貯めるのもおすすめです。
専門家や公的機関へ旦那の経済DVの相談をする
DV相談ナビ（#8008）やDV相談+（0120-279-889）では、24時間無料で相談できます。
専門のカウンセラーが親身になって話を聞いてくれます。
弁護士に相談するのも良い選択肢です。法的な対応方法や支援制度について、専門的なアドバイスをもらえます。
地域の女性センターや福祉事務所でも相談を受け付けています。
女性相談センターでは、経済的DVの問題だけでなく、心のケアも含めた総合的な支援を受けることが可能です。同じような経験をした女性たちの体験談を聞くことで、自分一人じゃないと気付くことができるでしょう。
また、経済的DVは他の形態のDVと併存していることも多いため、包括的な支援を受けられる機関を選ぶことが重要です。法テラスでは無料の法律相談も実施しており、離婚や別居の具体的な手続きについてアドバイスを受けることができます。
経済的自立に向けた準備と心構えは？
経済的自立は一朝一夕にはいきません。パートやアルバイトから始めて、徐々に就労時間を増やしていくのが現実的です。
職業訓練や資格取得にチャレンジするのも良いでしょう。より安定した収入を得られる仕事を目指すことができます。
在宅ワークを始める際は、詐欺や悪質な業者に注意が必要です。報酬の支払いが不安定な仕事や、高額な登録料を要求する案件は避けましょう。クラウドソーシングサイトなど、比較的信頼できるプラットフォームを通じて仕事を探すのが安全です。
また、職業訓練を受ける際は、ハローワークに相談してみましょう。職業訓練受講給付金制度を利用すれば、訓練期間中の生活費を補助してもらえる場合があります。資格取得に向けた学習支援も充実しています。
解決までには時間がかかるかもしれません。一人で抱えて無理をせず、必要に応じて周囲の力を借りながら、改善に向けた強い意思を持って前に進んでいきましょう。
まとめ
経済的DVは見過ごされがちですが、深刻な問題です。生活費を渡さない行為に悩んでいる方は、専門家に相談することをおすすめします。
当サイトで紹介している経済的DVに詳しい司法書士事務所・弁護士事務所では、親身になって相談に乗ってくれます。一人で抱え込まず、まずは相談してみてはいかがでしょうか。
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