「国際ロマンス詐欺で破産する」なんて、本当にありえるのでしょうか?
そこでここでは国際ロマンス詐欺の被害に遭われてしまった方や、過去に国際ロマンス詐欺被害に遭われてしまっている方に向けて「生活を立て直していくための方法」を3つご紹介していきます。
あわせて今、この瞬間に国際ロマンス詐欺の被害に遭うかもしれない・・・という状況にいる方のため、国際ロマンス詐欺で負債を負い、破産以外の選択肢がなくなるほどのダメージを受けた事例についてもご紹介いたします。
マッチングアプリやSNSなどを通じた国際ロマンス詐欺や海外FX/仮想通貨詐欺は、詐欺かどうかがわかりにくいのが特徴です。
「詐欺か好意か確かめたい」「詐欺相手から返金してほしい」などの悩みを抱えている方は、国際ロマンス詐欺に強い弁護士の無料相談を活用することで解決します。
国際ロマンス詐欺で生活が困窮した場合の対処法

国際ロマンス詐欺で生活が困窮した場合には以下のような対処法があります。それぞれ確認していきましょう。
【非推奨】借金をする
結論としてこの方法は、あまり推奨できるものではありません。
国際ロマンス詐欺の被害に遭ってしまった場合は、これ以上の借金を重ねることなく先に債務を整理したり、新しく生活を「リスタート」するための方法をとるべきです。
とはいえ、生活を維持するためにはどうしてもお金が必要・・・というケースもあるでしょう。
その他、人間関係的な部分も手伝って、どうしても支払わなければならないお金がある場合は借金をするほかありません。
ということで、国際ロマンス詐欺被害にあってしまい生活が苦しくなり、どうしても現金が必要な場合には借金が必要悪ということもできるでしょう。
ところで借金をすると一口にいっても、借りるべき相手先は2パターンほど考えられます。
家族や親族に借りる
まずは家族を頼ってみましょう。親族であれば「困った時に助けるのはお互い様」という考えになるケースも十分に考えられます。
ただしお金は人を変えます。
よって親族であっても、今までの関係性がどれだけ良好であっても、頼んでみた瞬間に縁を切られたり、借金の申し入れを断られるケースがあることは十分に覚悟しておきましょう。
お金が借りられる場合には必ず借用書を用意しましょう。
親しき仲にも礼儀ありという話もあるものの、借用書があることで結果的にご自身の身を守ることにもつながります。
とにかく貸金業者という「お金のプロからの借金ではない」ことを念頭においてきちんと事実関係を整理しておくのがポイントです。
カードローンで借りる
後腐れなく、お金のプロから借り入れをするのがある意味では適切な方法と言っても良いでしょう。
カードローンでお金を借りることによって、当面の生活費を何とか確保するという方法もあります。
ただし、今までに国際ロマンス詐欺被害に遭ってきた事情を考えれば・・・すでにカードローンやキャッシングを利用してお金を借りてしまっているというケースも十分に考えられます。
この場合は信用情報が悪化していることから新規にお金を借りるのはほぼ不可能と言って良いでしょう。
同様に国際ロマンス詐欺被害にあって生活費まで突っ込んでしまっている場合は、支払い遅れなどの事情により個人信用情報が悪化していて・・・これ以上新規の借り入れが不可能というケースもあります。
この場合も同様にこれ以上の借り入れはほぼ不可能です。審査が通りやすい金融機関を探したとしても、基本的には貸金業者には一定の水準があるため、いくら審査がゆるい業者にお願いをしても審査に通るのは至難の技です。
生活費を抑える
お金を借りる他に生活費を抑えるという方法もあります。お金が借りられない場合はこの方法がまず一番の優先事項となるわけです。
食費をおさえるといった方法も、もちろん考えられます。しかしそれで抑えられる金額にはやはり限度があるため、もう少し大きくお金を節約できるように家計の見直しをしなければなりません。
具体的には、マンションやアパートなど賃貸物件に入居している場合は家賃の安い所に引っ越して経済的な再起を図るという方法もあります。
その他、保険を見直したり携帯電話料金を格安SIMに変更するなど、いくつかの方法があります。
【借金がある場合】任意整理をする
すでに借金がある、カードの支払いが間に合わないという場合は弁護士を入れて任意整理をしてもらいましょう。
数万円の着手金で任意整理をしてくれる弁護士さんも多いので、少ない着手金で相談に応じてもらえます。
支払いが厳しい場合は放って置かずに相談してみましょう。
【報道】国際ロマンス詐欺で大金を失った事例
ところで・・・本当に、ガチで、真面目に、リアルに、国際ロマンス詐欺で資産を失ってしまったというケースはあるのでしょうか。
ここでは実際に資産を失ってしまった方々の情報について、報道されている情報をまとめました。
報道機関が取り上げているということは、多少なり取材源の秘匿やプライバシーの保護で情報が再構成されているところはあるでしょうが、基本的には事実であると考えられます。
きっかけはマッチングアプリ…「40代女性から1700万円だまし取る」投資詐欺の許せない手口
ある40代の女性は、マッチングアプリで韓国人を名乗る男性とマッチングしました。
その後、男性に投資サイトを紹介され、最終的に1,700万円相当を国内の暗号資産交換所から交換してしまいます。しかし、その後男性からの連絡は途絶えてしまい、投資サイトも偽のものであると分かりました。
男性の属している詐欺グループは海外であるため、警察も打つ手がなかった・・・という悲惨な事例です。
“女医”装い55人から1億2000万円詐取 「国際ロマンス詐欺」で72歳の男ら逮捕
マッチングアプリやSNSで女医や外国人ジャーナリストを装い男性に近づいた国際ロマンス詐欺の被害も多発しています。
この事例では、詐欺師は連絡が取れた男性に好意を抱かせたうえで、「渡航費用」と称し現金をだまし取っていました。
逮捕された容疑者が関わったとみられる同様の事件による被害者は日本国内で少なくとも55人に上り、被害総額は1億2,000万円程度だと見込まれています。
ロマンス詐欺1億円被害か カメルーン人英語講師逮捕
60代の女性は会員制交流サイトで韓国人医師を名乗る人から「あなたは理想の女性だ」と甘い言葉をささやかれます。
すっかりその気になってしまった女性は現金368万円を相手に振り込んでしまいましたが、のちにそれが詐欺だと分かります。
国際ロマンス詐欺は泣き寝入りしかないの?

そんなことはありません。返金を求めるなら警察ではなく「あるところ」に駆け込むと糸口が見出せるケースもあります。
それは弁護士事務所です。
警察はあくまでも民事不介入の原則があるため、原則的には国際ロマンス詐欺について本腰を入れて動いてくれるわけではありません。
また被害届を受理してもらえたとしても警察が実際に捜査をするかは定かではないのです。
その他、犯人が逮捕されたとしても被害回復ができるかどうかは民事の領域となるため、また別の話でもあります。
簡単にまとめると・・・警察はあくまでも犯人逮捕のために動くだけであって、被害者の方のお金の回復については二の次ということになってしまいます。
ということで、国際ロマンス詐欺の被害にあった場合は弁護士に介入してもらうのが最も良い方法のひとつです。
証拠がない場合は調査会社に相談
詐欺師の情報不足により弁護士や警察に相談しても動いてくれないケースがあります。
このような状況に陥った場合は調査のプロである調査会社に相談する事をおすすめします。
特に当サイトがオススメしている調査会社”TCSC(東京中央信用調査)”に無料相談する事によって詐欺師の情報が得られる可能性があります。
調査会社の調査レポートを弁護士にもっていく事で弁護士が依頼を受注してくれることや早期解決に繋がる事があります。
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まとめ
国際ロマンス詐欺で破産してしまう事例は近年急増しており、実際にテレビのニュースやバラエティ番組でも取り上げられるようになりました。
特に女性の場合は被害金額が大きくなる傾向にあるという一部報道やデータもあります。よって国際ロマンス詐欺で被害を被ってしまった場合には、泣き寝入りではなく被害回復ができるように行動を起こすのが重要です。
「レッスン料」として泣き寝入りをするというのも、たしかに一つの方法です。しかし、それで果たして心は晴れるでしょうか?
あなたが今までお金を稼ぐために頑張ってきたことが全て、無駄になると考えれば・・・やはり被害回復のためにアクションを起こした方が「過去のあなた」のためになるでしょう。