最近、女性を中心に「足がつきづらいビットコイン」をつかった詐欺が増えています。
勧誘手口もマッチングアプリやネットビジネスなど、多岐にわたっています。
ではそもそも、ビットコイン詐欺の勧誘手口は、どのようなものなのでしょうか?
ここではビットコインの被害事例などをもとに、その勧誘手口をご紹介していきます。
最近ビットコインで言われるがまま送金した、という方におすすめの内容です。
ビットコイン詐欺に遭ってしまった時の対処法もお伝えしていきます。
マッチングアプリやSNSなどを通じた国際ロマンス詐欺や海外FX/仮想通貨詐欺は、詐欺かどうかがわかりにくいのが特徴です。
「詐欺か好意か確かめたい」「詐欺相手から返金してほしい」などの悩みを抱えている方は、国際ロマンス詐欺に強い弁護士の無料相談を活用することで解決します。
ビットコイン詐欺の勧誘手口

ビットコイン詐欺の手口について解説していきます。
以下のような手口はビットコイン詐欺の可能性があります。
送金手段としてビットコインを利用される
送金手段としてビットコインを利用する時にだまされることがあります。
商品代を代わりに払ったり、資金援助するなど、送金後連絡を取れなくなるケースがあります。
新規発行通貨を利用した詐欺
新規発行通貨購入でビットコインを利用した際に、詐欺に遭うこともあります。
新規発行通貨をビットコインのように高騰するのを夢見て購入します。
しかし、儲かるどころか価値が無くなってしまったり、そもそも新規発行通貨が架空の物だったりするケースがあります。
仮想通貨の代理店への勧誘
仮想通貨の代理店になるように勧誘され、詐欺に遭うこともあります。
購入されたらインセンティブが入ってきて不労所得になる、などと勧誘文句を巧みに使い、代理店のセミナーに誘います。
そもそも仮想通貨は代理店を通す必要がないため、知識の少ない方が引っかかりやすい手口と言えます。

ビットコイン詐欺の被害事例

ビットコイン詐欺の実際にあった被害事例について、お話ししていきます。
被害者のプライバシー保護のため、一部再構成を加えています。ご了承ください。
事例1:マッチングアプリで知り合った美女から仮想通貨投資に誘われて
バツイチの男性は、新しい結婚相手を探すために、マッチングアプリに登録しました。そして女性を見つけたと思ったら、実は彼女は外国人でした。男性は若干うろたえましたが、見た目は好みだったので受け入れました。
彼女は彼に「私は中国の人。問題ない?」と伝えました。彼は優しい性格なので、「全然問題ありませんよ!」と答えます。すると女性は「じゃあ連絡先を交換しましょう」と言ってきたのです。
こうして2人はLINEの交換をし、LINEで連絡を取り合うことになります。メッセージを交わし、2人は次第に親密な関係になっていきます。
ある日彼女は「あなたのことを好きになった。結婚しよう」と言い出したのです。男性は、とても喜びました。今までの人生を振り返り、「こんなに素敵な女性と結婚できるなんて幸せだなぁ」と感慨深げに思ったのです。
それから数日後、彼女は「結婚資金を貯めよう」と仮想通貨投資に誘ってきました。「僕も一緒に投資したいです」と言ったところ、彼女は喜んで投資サイトを教えてくれました。
そのサイトは、聞いたことないサイトでしたが、彼女に勧められるがままに登録をして、とりあえず100万ほど入金してみたところ、すぐに5倍くらいに増えてしまったのです。
この話を友人にしたところ「そんなうまい話はあり得ない」と言われます。確かにそうかもしれませんが、その時は「本当にうまくいったからひがんでるんだ」としか思い、相手にしませんでした。
そしてしばらく経ってから「そろそろお金を引き出したい」とサイトの運営に連絡します。
しかし、運営からは「まだ引き出せない」との返事しか来ません。
そこで、男性は再び同じサイトにアクセスします。
すると「アカウントの凍結を解除するにはパスワードの再発行手続きが必要だ」と言われたのです。加えて、保証金が100万円追加で必要だと言われてしまいます。
それで500万円引き出せるなら、とその申し出に応じます。
しかし、口座の凍結は解除されず、気づいた時にはサイトにアクセスできなくなっていました。同時に彼女とも連絡が取れなくなってしまいました。
これには、さすがにショックを受けます。「自分は騙されていたのか」と思うと同時に、彼女が詐欺師であったことに気付きました。
事例2:SNSで知り合った男性から荷物を送ると言われて
SNSで男性と知り合った女性。友人としてやりとりをしていた彼女あてに、男性は贈り物をしたいと申し出ます。
彼女は喜んでその申し出を受け入れ、住所を教えました。
しばらくすると、関税を名乗る人物から連絡が入ります。関税は、「あなた宛に小包が送られている。中身は宝石類であるため、関税が30万円かかる。」と言ってきました。
男性に確認すると申し訳なさそうに「君が支払っておいてくれないか。中身は奮発したから、それだけ支払っても得するはずだ」と告げられます。
関税から中身が宝石であると告げられたこともあり、彼女はお金を支払うことに同意します。
送金は仮想通貨で送るように言われ、換金方法も関税を名乗る男から指南されました。彼女は、指示通りに仮想通貨取引所で換金を行います。
すると、なんと税金を引かれるとのことで、実際には80万円程度分の仮想通貨が必要である、と告げられます。
一旦納得して送金した女性でしたが、さすがにおかしいと思い、関税を名乗る男性に連絡をします。しかし、彼女の申し出は一蹴されてしまいます。
そしていつまで経っても届かない荷物。連絡が取れなくなってしまった男性。「だまし取られた」と気付いた時にはもう遅く、彼女は泣き寝入りをするしかなかったのです。
事例3:友達に誘われてセミナーで
友達に誘われたセミナーに参加すると、そのセミナーで知り合った男性に「もっといいもの教えてあげるよ」と誘われ、仮想通貨のマイニングで儲ける方法を教えられました。
初期費用として10万円分のビットコインが必要ということで、お金を知り合った男性に預け、換金してもらいました。その後、実際にマイニング作業を行ってみると、1日あたり1万円程度稼げることがわかります。
「これだったら楽勝じゃん!」と思っていた矢先、「さらに送金すればもっと儲けられる」と持ちかけられます。
その金額は50万円。しかも、その送金先は海外で、手数料は1割取られてしまうとのこと。
「こんなの大金稼ぎじゃない」と伝えると「たった1回で大金が手に入るんだよ」と説得されて、結局50万円をビットコインに換金し送金しました。
しかし、いざお金を引き出そうにも、さまざまな理由をつけられて、結局そのお金を引き出すことはできません。
「だまされた!」と気が付いた頃には、すでに遅かったのでした。セミナーに誘った友達に詰め寄るも、友達自身も「セミナーに友人を連れてくるだけで1000円あげる」と言われて自分を誘っただけでした。

ビットコイン詐欺にあってしまった場合の対処法

ビットコイン詐欺に遭遇してしまった時はどうしたら良いのでしょう。
ここからは、ビットコイン詐欺に対する対処法について解説していきます。
警察に詐欺の被害届けを出す
まずは警察に詐欺の被害に遭ったとして、被害届を出します。
証拠がしっかり揃っていれば、被害届を受理してくれるため、捜査に進む可能性があります。
ただ、犯人が必ず捕まるとは限りません。たとえ犯人が逮捕されても、返金や被害回復は警察はしてくれません。
国民生活センターに相談する
『国民生活センター』では、詐欺被害の相談を受け付けています。
今後どうしたらいいか対処法などのアドバイスをしてくれます。
また被害者の話を聞き、次の被害者が出ないよう注意喚起する役割もあります。
しかし、あくまで相談止まりなので、被害回復は自分で行う必要があります。
証拠がない場合は調査会社に相談
詐欺師の情報不足により弁護士や警察に相談しても動いてくれないケースがあります。
このような状況に陥った場合は調査のプロである調査会社に相談する事をおすすめします。
特に当サイトがオススメしている調査会社”TCSC(東京中央信用調査)”に無料相談する事によって詐欺師の情報が得られる可能性があります。
調査会社の調査レポートを弁護士にもっていく事で弁護士が依頼を受注してくれることや早期解決に繋がる事があります。
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弁護士に相談する
ビットコインの詐欺の被害回復において、最も頼りになるのが弁護士です。
弁護士に相談することで、被害回復することが可能になります。
ただし、被害から時間がかかると被害回復が難しくなってしまうこともあります。ビットコイン詐欺に遭っていると気づいたら、早めに相談するようにしましょう。
まとめ

今回はビットコイン詐欺の勧誘手口について紹介してきました。今回取り上げたような事例が多くなってきていますので、十分にご注意ください。
また詐欺被害に遭った場合は、弁護士に相談することで被害回復ができる可能性があります。できるだけ早く弁護士に相談することをおすすめします。
※また、その他の借金問題が同時に起きている場合は司法書士にその対応を同時に依頼する方法もあります。
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