基礎知識

債務整理 自己破産は持ち家を守れない!(自己破産編)

自己破産。
何故皆、苦しい思いをしてまでも借金をしっかり返済し続けるのか。
それは、言うまでもなく、自己破産だけは避けたいから・・・。
この体験談の人もそのショックを話しています。

 

https://saimu119.net/2020/06/06/463/

 

自己破産したらもう家なんて守れないでしょ??

自己破産を避けたいのは、自分のプライドのためでしょうか。
それも一理あるとは思いますが、本当の理由は、

自己破産したらその後の人生終わる気がするから

こういう不安なのではないでしょうか。
ここでは、自己破産をする事により、大切だと思ってきたマイホームが
どうなってしまうか、をお話ししていきます。

 

 

自己破産│持ち家の住宅ローンはどうなる?

 

自己破産は、裁判所に申し立てを行って「免責」の決定を受けることで
すべての借金に対する支払い義務をゼロにする方法です。
こう聞くとメリットが多い方法のように思えるかもしれませんが、
自己破産には見逃せないデメリットもあるのです。

 

自己破産では持ち家は守れない

 

自己破産すればすべての借金はゼロになりますが、その一方で 財産をすべて失う
というデメリットがあり、もちろん住宅もその対象となります。

自己破産も個人再生と同様に債権者平等の原則が適用されるため、
一部の債権者=住宅ローン債権者のみを外した手続きは行えません。

ここで住宅ローン債権者を対象から外した場合では、「免責不許可事由」に該当し、
免責そのものを受けられなくなるのです。

 

『免責』ってなあに?

 

 

免責とは,借金などの債務について,
その支払義務を免れることができるということ! 支払わなくて済むということだよ

 

免責を受けられない自己破産など、行う意味がありません。
つまり、自己破産をするなら住宅を失う覚悟が必要になるということです。

 

自己破産した場合に連帯保証人が受ける影響

住宅ローンを利用する際には連帯保証人が必要になることが多いため、
自己破産で連帯保証人が受ける影響についても知っておかなくてはなりません。

住宅の所有者が自己破産を申し立てると、住宅ローン債権者は連帯保証人に対して支払い請求をします。
自宅を競売で売却し、住宅ローンの残りを支払えれば問題ないのですが、その売却した金額では
ローンが支払えない・・・となると、不足分として「オーバーローン」が発生し、
連帯保証人は残額すべてを支払わなくてはならなくなります。

しかも、その残金は一括請求されることが多く、その上高額に遅延損害金が発生するため、
連帯保証人には大きな経済的負担が課されることになるのです。

この場合、住宅ローン債権者と連帯保証人との話し合いで支払い方法の折り合いがつけば、
その方法に従って支払いを続ければ問題ないでしょう。

一方、話し合いで折り合いが付かなかった場合では、最悪連帯保証人も自己破産に追い込まれることがあります。
連帯保証人付きで住宅ローンを支払っている場合には、自己破産の手続きを開始する前に
連帯保証人に相談し、のちのトラブル回避対策を行っておくことが大切です。

 

 

住宅ローンが残っていると管財事件になりやすい

住宅ローンが残っていて、なおかつ住宅が売却される前に自己破産をすると
「管財事件」になりやすいので注意が必要です。

管財事件とは

自己破産には「同時廃止手続き」と「管財手続き」の2種類が存在します。
同時廃止手続きは財産がほぼない方のための手続き、
管財手続きはある程度の財産がある方のための手続き
という違いがあります。

あなたの財産が一定額以上あって差し押さえが可能な状態なら
管財事件として扱われる可能性が高いのです。

 

この場合、債務者の財産を換価処分手続きを行った上で、

債権者に対して平等に弁済することになります。

なお、管財事件になると、20万円~50万円の予納金が必要になり、
弁護士費用も高額になることがほとんどですので、その費用も考えておかなければなりません。

 

※管財事件になった体験談※

https://saimu119.net/2020/06/25/758/

 

ただし、オーバーローンでその程度が大きい場合でも、住宅を所有していたとしても
同時廃止手続きが認められることもあります。

たとえば、住宅ローンの残りが住宅の価値の1.5倍以上となっている場合では、
同時廃止手続きとなることがあるのです。

現在住宅ローンを支払っている状態で自己破産をお考えなら、
管財事件のリスクも頭に入れた上で検討を進める必要があるでしょう。

 

 

まとめ

 

自己破産は連帯保証人の人生まで関わってきますので
持ち家がある方は、大変苦しい選択になるかと思います。

 

でも本当に、自己破産後の人生は終わるしかないのでしょうか。
それは違う気がします。

 

本当に連帯保証人を思うなら、家族に見捨てられても
先に自宅を売却したら良いのではないでしょうか。

 

  • マイホームを手放すツラさ
  • 家族に軽蔑されるツラさ
  • 家族があるなら離婚されるかもしれないツラさ

 

でもこれのために、家族は簡単に離れていくでしょうか。
そうであるなら、「家という財産」でしか繋がっていない関係になります。

 

借金の原因がギャンブルや浪費だったら、家族に見捨てられてもやむを得ません。
でも、それが事業における借金だったり、やむを得ない特別な理由だったら?

そんなに簡単に家族は離れないと思います。

 

生きていくのもツライくらい、借金苦の人生を歩むなら、
持っているモノすべて捨てて、前向きにリセットした方が、新たな人生が
切り開けて良いのではないかと思います。

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